「Long Life。」
この砂漠の土地で、数千年もの長い間、生き続けている植物があるらしい。その「ウェルウィッチア」という植物をみるため、同じ国立公園内を2人はさらに奥へと向かう…。
凸凹さを増していく路面に手こずりながらも進むと、窓の外の砂ばかりの景色の中に、小さな緑が姿を現した。
近づいてみると、以外に大きなその植物。この大きさだとまだ数千年という程歳をとったものではないようだが、この複雑な形をした緑が“2つの葉っぱが伸びたり、裂けたりして出来たカタチ”であるという事実に、多少なりとも驚かされる。
目指す“大物”は、さらに砂漠の奥地にあるらしい。
さらに荒野を走り続けると、こんな緑々しい景色にも遭遇。灰色の世界の中で不意にこんな鮮やかな色に出会うと、何だかそれだけで不思議な気分になるものだ。
1時間か、それ以上か…。とにかく一様に凸凹した砂利道を2WD車のカローラで根気よく走り続けた末に、ようやく目的の“大物”に辿り着いた。
この、でかさ。本当に最長寿のウェルウィッチアは柵の中に入っていた為、それと比べても遜色なさそうな別の大物の前で、記念撮影を。それらしいポーズの1枚と…
いちおう、かしこまった1枚も(笑)。そういえば、ここにある屋根付きのベンチにはたくさんの小鳥たちが群がっていて、餌をあげると手の上にまで乗っかってくる。何だかとっても可愛かったなぁ。