13 April, 10

「Kaokoveld。」

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Opuwo周辺に広がるKaokoveld(カオコランド)という地域に住む、Himba(ヒンバ)と呼ばれる人々に会いに行ってきました。

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ナミビアにはアフリカ最古の部族であるサン族(ブッシュマンとも呼ばれる)も住んでいるのだが、そんな彼らよりもHimbaが特に観光客にアピールするのは、彼ら(特に彼女ら)の容姿というか、ファッションが非常に魅力的だからじゃないだろうか。

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接触に際しては、今回宿泊したキャンプサイト(というか、ホテル)を通して信頼できるガイドを紹介してもらった。そのガイドである「ジミー」の案内に任せて車を走らせ、Opuwoから比較的近い場所に住む彼ら(Himba)の村へ。

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辿り着いた先で出会ったのが、この、独特な装束に身を包んだ人々なのである。

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人数こそかなりいるけれど、実はこれで一家族。だから、「村を訪れた。」というのは誤りで、実際には「家族を訪れた」わけです。

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ヒンバ自体はOpuwoの町中にもたくさん歩いていて、普通にスーパーとかで買い物をしていたりするのですが(もちろん、この恰好のままで。)、彼らの生活風景を観るには、やはりこうして「彼らの場所」を訪れるのが一番だろう。

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訪問の際は、家族の長である人物に対しての“お土産”を持参することになります。この日は、家族訪問前にジミーと一緒にスーパーへ行き、彼のアドバイスのままに小麦粉やら、砂糖やら、そういったものを80N$分ほど買い込んできました。

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ちなみにこの日の2人の支払ったジミーへのガイド料は、1人80N$。町で自分でガイドを見つければもっと安くでガイドしてもらえるかもしれないけど、彼は実際かなり良いガイドだと思いました。流暢な英語は非常に聞き取りやすく、質問に対しても親切・丁寧に応えてくれる。各国からのTV取材の際のガイドなども引き受けているようだから、それなりに信頼のできる人物なんじゃないかなぁ。24歳。若手です(笑)。

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到着後は、まず家族長に挨拶をして(Jimmyに通訳してもらって。彼らは英語がしゃべれないので、やはりガイドは必要だと思います。安く上げようとして自分だけで村を訪れても、十分には理解できないんじゃないだろうか…。)、その後、こちらの質問を通訳してもらいながら、話を進めていく。

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上の数枚目の写真で煙に巻かれている女性は、お香のようなもので身体に“香り”を付けているところ。家の中でのそんな一幕も、気軽に見学させてくれます。

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そして、肝心の「全身に塗られた茶色い塗料」に関しては、“オクラ”と呼ばれる赤い石を砕いたものを、油に混ぜて全身に塗っているらしい。一部ではこの塗料が「身体を陽射しから守る」とか「ムシから守る」といわれているようだが、Jimmyによればそれらは基本的に“デマ”で、そういった効果をオクラに求めてはいないらしいです。

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「マスコミは、必ずしも真実を伝えているとは限らない。毎回そういった人々の相手をするたびに、その事を実感し、またか…と思わずにはいられないよ。」と、母親がHimbaであるJimmyは、たびたび嘆いておりました。

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さらにJimmyの談話より。「Himbaの女性のある特定の髪型が“結婚した女性特有のものである”と言う人々がいるけど、それも間違いだ。俺にしたって、結局のところその女性が結婚しているかしていないかは、聞いてみなけりゃわからないよ。」なんて話も。
とにかく、Himbaの人々に関しての様々な話を聞くにつれ、この若者に対する信頼感と安心感は次第に募ってゆくのでした。Himba村訪問では最後に彼らの作ったアクセサリーの販売攻勢が待ってたりもするのですが、その際にも「その値段は高すぎる。ここでは買わない方がいい。」と、英語でアドバイスしてくれたりもします。何だか最後には彼の宣伝マンみたいになっちゃったけど、連絡先をWindhoekのカメレオンBPにある情報ノートに書いておいたので、気になる方は、是非(笑)。

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