「Himba。」
かつてはノマド生活をしていた彼らの、現在の生活風景…。
今は、放浪的な生き方をしているHimbaというのはいないらしい。みな、定住先をもって、冬の間だけ別の土地に動いたりするくらいだという…。
Kaokoveldといわれるこの場所で、たくさんの欧米的な文化に触れながら生活している彼らは、いったいどんな気持ちで自分たちをとりまく“世界”を見渡しているのだろうか。
観光客を相手に“お土産”を売り、そのお金を使ってスーパーで買い物をする彼ら。
病気になれば病院に行くし、裕福な家庭の子供は学校にも通っているというし…。
どちらも欧米的現代文化の中では非常に大事なことではあるけれど、それを手にすることによって、失われていくものも少なくないだろう。
もちろん、昔ながらに牧畜を営み、自然の恵みから生活の糧を得てもいるし、病気を治す彼らなりのやり方も今はまだ残されているらしいけれど…。
その生活風景は確実に、少しづつ昔とは変わってきているんじゃないだろうか。
逆に言うと、こういった環境の中で今でもこれだけ独特な文化が継承されつづけているというのは、ある意味奇跡のようにも思える。
この、素敵で“カッコいい”人々の暮らしが無くなってしまわないことを祈ります…。
こちらがJimmy。お世話になりました。