19 March, 10

「Cape of Good Hope。」

0319%20cape00.jpg


Cape Townからレンタカーに乗って、アフリカ大陸の最南西端“喜望峰”へと向かう。

0319%20cape01.jpg

…その始まりは、なぜかこんな感じのSushi Lunchから…。車は“ユウスケさんとリナさん”というお2人が借りたレンタカーに便乗させてもらった感じ。JとMの免許はMelbourne(Australia)で盗まれてしまったから、運転は出来ず、ただただ“乗せてもらって”の旅路で(笑)。

0319%20cape02.jpg

夕陽を見れる時間帯に…ということで、昼過ぎになってようやく街を出発した。その後まずSea Pointと呼ばれる海辺の界隈で怪しげな寿司を楽しんだ後、World Cup会場となるFootball Studiumを外側から見学(土曜日なら、中も見学出来たみたいです。)し、そこからいよいよ喜望峰(Cape of Good Hope)へと向けて動き出すこととなったのである。

0319%20cape03.jpg

M3という内陸の道を通っていったのだが、半島の東海岸に出るまでがかなり混雑していて、途中から「喜望峰のあるNational Park入場時間に間に合うかなぁ…。」と不安な気配に!?
結局途中で寄るはずだったボルダーズビーチ(ペンギンが見れる海岸)には行けず、なんとかギリギリの入場でNational Park内に突入したのであった。

0319%20cape04.jpg

この時点で、既にPM6:00近かったかな。夕焼け前の、それでもかなり西に傾いた太陽の光に包まれて、喜望峰周辺の景色には不思議に幻想的な魅力があった。逆光の中、Cape Point側から喜望峰の姿を写真に写すのはとても難しかったけれど、目と心にはしっかり刻みこんできました(笑)。

0319%20cape05.jpg

Cape Pointの先端に建てられたポールの先には、2人が数日前まで滞在していたSydneyの名を見つける事も。

0319%20cape06.jpg

あの場所から、今は10000km以上も離れた場所にいるんだなぁ…。それだけ大きな数字になると、もう距離感がうまく掴めないです。特に飛行機で移動するとなおさら。ここから日本に向かうこれからの旅路の中で、その距離を実感することになるのだろうか…。
そういえば、この“Cape Point & 喜望峰”周辺には色々な動物たちが生息しているのですが、その中でも一番存在感を放っているのが“バブーン”と呼ばれるサルたちだろう。4人もここにくるまでの道で何匹かのバブーンに遭遇したが、ヤツらはみんなやたらと“ふてぶてしい”態度で道端に座り込んでおり、カワイイというよりは少し怖さを感じるくらいに体格が大きい!?実際このバブーンたちに襲われたり食べ物を奪われる人もいるようで、場合によっては車のドアをガチャリと開けて車内の荷物を狙ってきたりもするらしいから、通りかかる際には絶対にドアをロックしておく必要があります。全く、サルってやつは非常に賢くて何とも油断ならない。…今回4人は特に被害には遭いませんでしたが。

0319%20cape07.jpg

Cape Pointから視界の向うに見ていた喜望峰に向け、車で再び西へと走り出す。国立公園の中の土地には高い木などはほとんどなくて、どこまでも荒涼とした低木の地平が広がっている。以前、ポルトガルのザグレスに向かうバスの中から感じた“果て”の雰囲気に似ている。もしくは、パタゴニアの一部とか…。大陸の果てと呼ばれる場所にはどこにも共通した“何か”があって、それが人々にある種の似たような気持ちを抱かせるのかもしれない。

0319%20cape08.jpg

喜望峰。この、名前だけは昔から知っているアフリカの果ての土地に、自分たちが立つ日が来るなんて、実はあまり想像した事もなかった気がする。それでもここはこれ程有名なわりに実際“最南端”というわけではなくて、本当の最南端はCape Agulhas(アグラス岬)というところらしい。だから、“最南西端”と無理やり肩書きを作ったりして(笑)。何の変哲もない岬だけど、今日はとにかく、夕陽がキレイだった。

0319%20cape09.jpg

周囲を自由に歩き回るダチョウたちの姿も、何だか不思議な“果て感”を演出していた気がします。因みにこのNational Park、PM7:00までに外に出ないと罰金500R(6000円くらい)取られるって書いてあったような…。い、いそぎますか。

コメントを投稿





コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。