「眠れない夜。」
こんなに楽しみにしてきた宿の部屋で、思いがけない“悪夢”に遭遇することに…。
一言でいえば、そいつはズバリ「南京虫」のせい。アルゼンチン、カラファテで体験した悲劇が、またもJの身体を襲ったのです。
今回もやっぱり、同じベッドで眠ったMには全く被害なし。何故なんだろう、未だに解明できない“謎”です。とにかくこの“悪魔”の訪問により、Jは結局一晩じゅう眠りに就く事ができなかったわけで…。
朝方、日の出を見ながら着替えを済ました後、椅子に座りながらウトウトと居眠りした程度だったのでした。いつもしっかり眠っていたから“寝だめ”は万全で、不眠についてはそれ程辛さを感じなかったけど、それよりも精神的ショックと肉体的“痒さ&痛さ”があとあとまで響く事に…。
蚊にも南京にもほとんど刺されないMの体質が羨ましい…。Kiki’s Roomに置かれたメッセージノートには「素敵」という内容の文章しか書いていなかったけれど、ここには確実に“奴ら”が生息しています…少なくとも、今は!これが、映画と現実の違いってことなのでしょうかね…。