「Bicheno Backpackers。」
夕方、到着したBichenoにて、まずは町で唯一の安宿である「Bicheno Backpackers」へと向かった。
宿はバス停から見える距離にあり、…というか、町全体がバス停から見える距離の範囲しかないような雰囲気の、本当に小さな田舎町である。
辿り着いてみると宿の受付には人気がなく、窓の横に「用がある人は、こちらの番号に電話ください。」…という張り紙がしてある。さっそく宿備付けの無料電話で電話をかけてみると、「3号室のベッドが2つ空いているから、手前の棚からシーツをピックしてそのまま入っちゃっていいよ。」…だって(笑)。非常におおらかな感じが、逆にちょっと心地よいくらいです。しばらくしてやってきたドレッドヘアーの優しげなオッサン(お兄さん、かな)がこの宿のオーナーであるMatt。その飼い犬のDenyの方も、しっかりとドレッドヘアーなのには驚きました。聞くと特にドレッドを掛けたワケではなく、海で泳がせてそのまま乾かして…を繰り返しているうちに自然とこんな毛並みになったらしい。いわゆる、“ナチュラル・ドレッド”ってやつですね。犬のくせに…(笑)。