「ちょうどよい。」
この街の通りを歩いていると、行き交う人の数というか、人々の歩くスピードというか、モノの量というか、そういうのが「ちょうど良いなぁ」と感じるのです。
こういう場所の後だったからだろうけど、この前日本で大阪や京都、横浜・東京なんかを歩いていて思ったのは、「人が多すぎる」「モノが溢れてる」「歩くスピードが速い」等々…。
だから、いざ改めてこの場所に来て「そのあたり、実際どうだったかなぁ…」と考えながら歩いてみると、やっぱり「ちょうど良い」と感じるのでした。
因みに「モノの量」についていえば、日本ほど高品質なものが様々なカタチや値段のバリエーションで揃っている国ってのは、世界中何処に行っても他にはないだろうと思う。
ヨーロッパでも、アメリカでも、オーストラリアでも、とにかくまったく太刀打ち出来ません。この前日本に帰った時、買い物欲を抑えるのにどれだけ苦労したか…(抑えられなかったって話もあるけど)。
でも、そんな風に日本に溢れかえっている“モノ”たちって、本当に自分たちの暮らしに必要なものなのだろうか…と、ふと考える事もあります。店に商品が溢れているのと比例して、どの家庭にも小さなスペースに不釣り合いな程の量の“モノ”が詰め込まれているなぁって、これもまた新たな実感として感じたものですから…。
全体的に、「どこもかしこもゴチャゴチャしてる」のが、母国日本の印象という感じだろうか。豊富な“モノ”に囲まれすぎると、かえって優雅な暮らしからは遠のいてしまうのかもしれないなぁ。