「不思議な森。」
家の裏に広がる“13番ホール”のそのまた先に、私有地なのだろうか、有刺鉄線でしっかりと囲われた、だけど不思議と魅力的な森がある。
その周辺の赤土の未舗装道路を歩いていたときにふと見つけた鉄線の裂け目を通り抜けて、今日は初めてその先の世界へと、2人して足を踏み入れてきたのですが…。
ここは本当に、なんだかとっても素敵なところでした。特に今日は天気も最高に良くて、木々の合間からこぼれおちてくる昼下がりの陽射しが気持よく身体を温めてくれる。
そんな木々の下を歩きながら数分もすると目の前の風景が開けて、その向こうの黄緑色の大地のあちこちに不思議な形をした枯れ木(?)が姿を現し始めたのです。
枯れ木の先にはゴルフ場でも見たカンガルーたちの大群が駆け回っていて、時おりふと立ち止まってはこちらの様子を窺っていたりする。
反対側には小さな池がポツンポツンと連なっていて、カモやらその他さまざまな鳥たちが集まってきている。よく目をこらすと、ウサギなんかもその周りを飛び跳ねているみたい。
なんなんだろう、この平和すぎるくらいに平和な空気は…しかも家のすぐ裏で。何だか良い場所を発見したなぁ、などと考えたりしながら、最後は森の入口に立つ大きな木立に挨拶をして、初の“不思議な森”訪問を終えたのでした。