03 April, 09

「Sam’s Hostel。」

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今の宿は、Busseltonでは唯一のバックパッカーズ・ホステル。
ここはWorking Hostelでもあるから、オーナーのサムが仕事の斡旋もしてくれるはずなのだが、今はとても“静かな時期”であるからだろうか、なかなか話はまわってこない。

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もう少し前なら「グレープ・ピッキング」の仕事がちょくちょく来たりもしたようだけれど、今は全く音沙汰なし、である。サム情報を頼るつもりでここに着た2人も、いつの間にやら“そこ”には期待しなくなっているし…。
それにしても、この宿、規模や建物形体を見れば見るほど、2人の理想(自分たちの宿をやる場合のこと)に近い気がしてくる。2人がやりたいのはBackpacker宿ではないし、全体の雰囲気は想像しているのと全然違うのだけれど…小規模で、部屋数が5つ前後のこじんまりとしたHotel。しかも、キレイな海とビーチがすぐそばにあって…。そんな素敵な条件を、この宿はキレイに満たしているのである。庭が広いのも、開放感があって良い。(少し広すぎる気もするけど、狭いよりは全然、良いです。)たまにこの庭でコーヒーを飲んだり楽器を練習する事もあるが、晴れた日などは特に気持ち良く過ごすことができる。
庭には鶏小屋があり、建物周辺にはサムの育てている観葉植物の鉢が並べられている。緑が多いと気持ちがぐっと安らぐなぁとあらためて感じた。どの鉢もよく手入れされていて、サムの几帳面な性格が良く出ていると思う。宿泊客には無愛想なくせに、植物や動物には非常に細やかな気遣いを見せるヤツなのである。
因みにサムは、どうやらマレーシア方面の家系に生まれたようであり、親や親せきはイギリス・アメリカなど各国に散ってそれぞれの生活をしているらしい。そんな中、何故サムがオーストラリアのこの地を生活の場に選んだのかは知らないけれど、こういう素敵な場所で宿の仕事が出来ているということを、ちょっと羨ましく思ったりもしました。

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