27 March, 09

「海の唄。」

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今日は、練習中にたくさんの人々が声を掛けてくれる日であった。
地元のオージー(オーストラリア人)がディジュリドゥについて語ってくれたかと思うと、三線の見た目や音色に興味を持って言い寄ってくる観光客なんかもいたりして。

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絵になる桟橋の先端で練習をやっているのも、その理由の一つであっただろう。さらには今日は快晴で、人出もいつもより多めだったから、自然と会話も多くなったということか。
特に“カンカラ三線(サンシン)”には地元の人々(特に年のいった人たち)みな興味深々で、「どうやって作ったのか」「どんな音が出るのか」と、嬉しそうに尋ねてくる。

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Mもそんな人たちに聴かせるために、颯爽と弦をつま弾きながらいくつかの島唄を唄うのだが、これがどうも最近少しづつ板についてきた感がある。人前で演奏する事に恥ずかしさが徐々になくなってきたようで、多少間違えても動揺しなくなってきたようだ。
まぁ、外国の人からしてみたら、こちらが多少間違えても全然分からないだろうけど(笑)。

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因みに、ディジュリドゥはこのところ完全に“J用”で、Mは三線だけと決まってしまった。Jはたまに三線も遊び程度に弾いたりするけど、Mがディジュを吹くことはない。
…実はこれにはワケがあって、先日夕方のビーチでやはりディジュを練習していた際、何の気なしにMがブ~ブ~やっていると、通りがかったアボリジニ風のおっさんから
「女の人がディジュリドゥを吹くと、バッドラックだから良くない。」と不意に言われたのである。
…バッ、バッドラック!?

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「この前も、ハリウッド女優のニコール・キッドマンがディジュを吹いた後に重大なトラブルを抱えてしまったらしい。だから、女の人はやめといた方がいいね。」なんて…。
最初は「そんな事ないでしょ」なんて嘯いていたのだが、仕事がなかなか決まらない内にMも「今は一応、吹くのやめとこうかなぁ…」というような具合になってしまったのである。全く、あのオヤジが余計な事を言うから!?
でも、集中的に練習してたJは最近バッチリと「循環呼吸」が出来るようになってきた。
まぁしばらくは、この役割分担のままで楽器と戯れることになりそうです…。

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