「透きとおった水。」
今日も朝から良く晴れた。
楽器を持って宿を出ると、いつもの桟橋を目指してビーチの方へと歩き始める。
暑い。晴れていても風が冷たかったりした昨日までとは違い、今日は身体を包み込む空気までがしっかりと太陽に熱されている感じがする。
ビーチに出るのには、まっすぐ歩けば5分くらいなものだろう。あっという間に到着した「宝石の様な海」には、観光客だけでなく町の人々の姿も目立つようだ。これだけ晴れれば、やはり誰もが海を見たくなってしまうのだろう。
アツアツに熱された砂浜を、サンダルを脱いで素足で歩く。そして、そのまま水の中へ。
海の水は何処までも透き通っていて、その下の白い砂の描く“ウネウネ”がしっかりとキレイに見えている。小さな白い魚が泳ぎまわり、ツツっと足の下をすり抜けていった。
水から上がり、小さな桟橋の先端に腰を下ろすと、Jはディジュリドゥ、Mは三線をおもむろに練習し始める。昼を少し過ぎた頃で、日差しが最も強く感じられる時間帯だ。
桟橋の下に広がる海の水の色にたまらなくなり、水着でやって来たわけでもないのにJはその場で服を脱ぎ捨てて桟橋から海へと飛び込んでしまった(笑)。もちろん、パンツは履いていますが。この水の色、ほんと、ヤバいッス。
Mは残念ながら足を浸けるだけに留まり、熱心に三線練習に取り組んでいました。
まぁ、とにかく近い「わが町の海」だから、今回入れなくてもすぐにまた来られるだろうけど。