21 March, 09

「On the Bridge。」

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午前中は町を散策し、スーパー(WOOLWORTH)で食料を調達してきた。

宿はとりあえず1週間分の予約をしてあって、1人130豪ドル(9000円くらい)/週 という料金になっている。この間に仕事を見つけられれば更に滞在をする事になるはずなのだが、ファームの仕事はどうも難しそうな状況であり…もしかしたら他の土地に移動しなければならないかもしれないが、それはまぁ、おいおい考えていこうか、と。

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午後には昨日と同じように、海辺の桟橋へと向った。
今日は、日本から持ってきているカンカラ三線と、先日買ったばかりの“ディジュリドゥ”を携えて。昨日からの曇り空は今だ晴れてはいないけれど、雨が降るほどではなさそうだ。
海辺の公園へと到着すると、「南半球最長の桟橋」の傍に伸びる別の小さな桟橋の先端に座って、海からの穏やかな風に吹かれながらのんびりとそれらを演奏し始めた。

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まずは、もちろん“ディジュリドゥ”である。
店で教えてもらったように吹けば「音を出す」ことは出来るのだけれど、まずその音の質が店長の吹くそれとはもう、あまりにも違い過ぎる。

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さらに、この楽器を演奏する場合“循環呼吸”といわれる「吹きながら呼吸をする」技術の習得が必須となってくるのであるが、これがまた、一筋縄ではいかない難しさなのだ。
しかし、これが出来ないことには最初に吸い込んだ空気の分しか音を続けることができず、単発的な“音”ではあっても“リズム”や“音楽”とはとても言えないのである。
口の動きや、鼻からの空気の吸い込み方…そんな、この前お店で教えてもらった“基本技術”の講義を思い出し、とにかくひたすら吹き続ける。
その内、音質が多少変化してきたような気もしたけれど、やはり初日からそんなに上手くいくわけもないです。とはいえ時間だけはあるのだから、とにかく長い目でみつつ、ゆっくりと、ゆっくりと…。
途中途中に三線の音でリラックスし、海の水の色を見て心を癒す。そのうち空が少しづつ晴れてきて、太陽の光を受けた水面がキラキラと美しく輝きはじめた。
三線の音を聴きながらこの碧い海と空の広がる風景を眺めていると、いつも沖縄にいる時に感じていたあの「ゆっくりと流れる時間」の感覚がふと蘇ってくるような気がした。
カンカラとはいえ、やっぱり三線の音も良いものです。
ディジュリドゥの方は、まだまだこれから。こちらもしっかりモノにできれば、三線とはまた違った種類の“癒しの音”を奏でられるはず、なんだけどなぁ。

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