「Grey Colored Ocean。」
夕方、再び曇り始めた空の下、それでもまずは海を見てみようと、2人は宿を出ると近くの海岸へと向かった。
宿から水辺までの距離は、歩いてほんの5~10分。目と鼻の先に広がる海岸線はそのほとんどがビーチになっていて、晴れた日であれば海水浴客が遊んでいるのだろうけれど、今日はあいにくの空模様であるためか、人の姿すらほとんど見えない。
ここの海辺には南半球一長いという有名な桟橋が架かっていて、その距離(長さ)は何と、1.8kmもあるのだという。
その桟橋「Jetty」は海岸線のどの位置からもしっかりと見えていて、確かにその長さは見るからに普通ではないなと思える。アメリカ(USA)や中南米でこの手の桟橋は何度か見てきたが、それらとは全く比べ物にならないくらいの“長さ”である。
因みにこの写真の角度から見えている橋の長さは全体の半分くらいなもので、途中からはこの目線のちょうど真っ直ぐ先の方角にその角度を変えて、さらに沖へと伸びていっているのだ。このあと反対からも見たけど、ちょっとびっくるするような風景です。
そういえば、この桟橋、何でも映画「千と千尋の神隠し(宮崎駿監督)」のモデルにもなったと言われているらしいのだけれど…。
実際見ても、イマイチその辺はよく分かりませんでした(笑)。