「Fisherman。」
桟橋の上から、エメラルドグリーンの海に向けて釣竿を振る子供たち。
透明すぎるくらいに透き通った水の中は橋の上からでも丸見えで、魚がたくさん泳いでいるのもしっかりと見えてしまっている。これなら、釣れないわけはないだろうなぁ。
学校の遠足か何かだろうか。みんな同じ服を着て、先生らしき大人たちに釣りのあれこれを教わっているらしい。男の子も女の子も竿の先にしっかりと集中していて、その真剣な姿がはたから見ていると妙にかわいらしい。
そんなチビッ子釣人たちの周りにはカモメもわんさか“たむろ”しており、あわよくば“おこぼれ”に預かろうと構えている様である。真っ青な空に、白いカモメの姿が良く似合う。
写真を撮ろうとカメラを構えると、何だか奇妙な“威嚇のポーズ”を見せてくれた(笑)。
それにしても、こういう風景を見ていると、この子供たちと東京の子供たちとでは全く違う育ち方をするんだろうなぁと、妙に考えさせられてしまうものがある。
どちらが幸せなのかは見方によって変わってくるのだろうけど、もし自分たちだったら、こういう豊かな自然の中で育ってみたいなぁなんて、顔を見合わせてみたりもしました。