26 February, 09

「その次の日。」

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1夜明けた、あくる日の朝。
暗く閉ざされた部屋の入口となっている両開きの扉を開け放つと、廊下の壁についた天井まである“スリ硝子”の窓を通して建物の中に入り込んだ柔らかい朝の光が、部屋の中の板敷の床にスッと滑り込んできた。

そんな光をぼんやり見ていたら、体調はまだ万全とは言えないものの、青く晴れ渡った空の手前、どうにも部屋の中でじっとしている事ができなくなってしまったのである。

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1日ぶりに建物の外へ出て、近場のスーパーマーケットでお買いもの。そのままドレーゴ広場周辺をぐるりと一回りしてきたのだが、それだけの動きだけでもう、身体からいやな汗が噴き出してくる。外があまりにも暑すぎるって事もあるだろうが、やはり食当たりで身体が弱ってしまっているようだ。こんなに気持ち良く晴れた空が、出てきてみると何だか無性に腹立たしいモノの様に思えてきてしまった。
というわけで、今日も無理はせず、午後はほとんど宿で過ごすことに。

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昼は昨日の夜の残り飯で雑炊をつくり、よるには日本食材店で先日購入しておいた「味噌ラーメン」を調理して、食べた。
Mはインターネットでオーストラリア(PERTH)の求職情報調べに耽る。
太陽の出ている内からこうして部屋の中に籠っていると、何だか時間の感覚が少しづつ失われて行くような気がするなぁ…。

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