24 February, 09

「動物園の午後。」

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夕方近くになってきても、太陽の威力は弱まる気配をまったくみせない。
頭上には雲ひとつなく、絵具を薄くのばしたような真っ青な空が、動物園の緑の大地を包み込むようにして広がっている。

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トラやライオンなんかの檻の中で人生初の貴重な体験をしたあと、2人は広い園内をブラブラと散歩しながら、“危険を感じないタイプ”の様々な動物たちとも触れ合ってきた。
その1番手としては、まず「象」が来るだろうか。

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学生時代、卒業旅行でタイに行った時以来、久々にその背中に乗っかってきたわけだが、やはり象の背中はとても“高い”ですね。
どこかの国の昔のお偉方がこの動物の背中に乗っていたのも、何となくうなずける気がする。世界がとても“下の方”に見えるというか、見降ろす感じが、妙に気持ちいい。

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狭いトラックを1周するだけの短い「乗象」であったけれど、それはそれで、なかなか楽しい気持ちになりました。
そういえば、象との一時を終えたあとに別のエリアへと移動する途中、柵から逃げ出したシカ(ガゼル)の捕物騒動に遭遇した。ガゼルはまだ子供といった感じの小ささではあったものの、すばしっこさは既に一級品で、係りの大人4~5人に囲まれても間からするりとかわして逃げ去ってしまう。

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そんな、だだっ広い野原のような園内で繰り広げられる動物とヒトとの追いかけっこは、それでも危機感というよりは、何だかとても長閑な雰囲気を漂わせていたように思えた。
この“緩さ”が、南米の良いところであると言えるかもしれない。
さてさて、この午後の園内でもうひとつ体験してきた「乗り物系」動物が、次に出てくる写真に登場する「ラクダ」である。

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こちらは、一昨年のモロッコ滞在中に砂漠で乗って以来だから、まだそれほど昔のことではないのだけれど、それでも乗っかるときには高さにビビって少し緊張してしまった。
ここでも乗馬…じゃない、乗駱駝時間は非常に短くて、係りの男性に紐をひいてもらいながら一言二言世間話をしていると、あっという間にコースのトラックを1周してしまう。
でも、実際このくらいがちょうど良いのかもしれないとも、思う。
だって、サハラ砂漠でこいつに跨っていた時なんか、慣れない振動にケツが痛くって、もう、どうしようもなかったんだから…。

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