14 January, 09

「Punta Arenas。」

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1日フリーで、プンタ・アレナスの町散策。
朝、昨日と同じように宿のダイニングで簡単な朝食を食べ、コーヒーで一息ついた後に昼前ぐらいから町の中心へと歩いて出掛けた。

風が強く、上空を見上げると雲の動きがとんでもなく早い。次から次へと新しい雲がやってきては、また向こうへと流されていってしまう。それでも見渡す限りに雨雲らしきグレーの影がないのがまだ幸いで、とにかくしばらくは雨がやってくることはなさそうだ。
町を歩き、店々を眺める。こうして歩いて感じるのは、Punta Arenasが他の観光地ほど“観光的”な雰囲気を漂わせていないということ。
この前までいたウシュアイア(アルゼンチン)なんて、「町を歩けばお土産屋にあたる」ってくらいに観光地的な観光地だったけど、この町では商店街に並ぶのは地元色の豊かな“普通”のお店ばかり。そして、それが2人にとってはとても嬉しいのでもある。
地元風なお店の中からちょっとカワイイ商品や風変わりな品々を見つけるのは、よその国で町を歩く時の“意外に楽しい”娯楽の1つだ。ここでは特に何かを買うという事はなかったけど、気になるお店や品々はあっちこっちにちょいちょいありました。
そんな店先をいくつも通り過ぎ、とある通りの1画に韓国風の文字が並んでいるお店を発見。よく見てみると、どうやら韓国系インスタント麺を販売しているお店らしい。
インスタント・ラーメンといえば、旅においては欠かせない必携食糧(?)である。調理の簡単さや携帯のしやすさから、利用頻度はかなり高い。
しかし、美味しいインスタント麺に出会うのにはそれなりに「運」が必要で、韓国系のインスタント麺は、常にその“美味しい方”の部類に入る。そういう意味でも、こういう商品豊富な“買い時”にはしっかりと食材確保しておかなけらばならないのである。
店に入ると、カウンター風のレジの横ではその場でラーメンをススッている客の姿が。

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この店では、インスタントのラーメン数種類をその場で調理して売ってもいるみたいだ。スープの上には卵が落とされ、横にはつけ合せとしてチリ風のパンが置かれている。う~ん、匂いからして、何とも美味そう。これは…買ってかえるだけじゃなくて、この場でも1杯いっちゃっときますか?
おもむろに気になる袋の麺を注文し、おばちゃんが馴れた手つきで調理してくれるのを待つ。因みにおばちゃんは正真正銘チリ顔のチリ人であるが、インスタント麺を扱うその手つきは、日本人の“それ”にかなり近い。まぁ、袋入りの麺を湧いたお湯の中に入れるだけの話なのだけれど、何となく、その風情が、です。
そして数分後、出てきたラーメンのお味の方は、期待を裏切らないとってもオツなお味。
韓国的ピリ辛な味付けが身体中の発汗作用を誘う。鼻水をすすりながら汗かいて食べる感じはもう、まさに「This is ラーメン」である。

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それにしても、チリに入ってまだ数日だが、この町にはやたらと韓国を連想させるようなモノやら何やらが散らばっているように見える。韓国人の旅行者も多いし。
夕方、町はずれのDUTY FREEショッピングセンターを訪れる。欲しいものはあるにはあったが、今はそれを買ってしまえる状態(経済的に)でもない。だったら見にこなけりゃいいのに、そこを見たくなってしまうのが人情というところか…。結局“あきらめる辛さ”だけを味わい、その場をあとにする事となった。
夕食は、スーパーで買ってきた食材を使って、お得意のオムライスを久しぶりに作った。
ライスはなかなか美味かったのだが、ケチャップの方がちょっと…安いの選び過ぎたかな!??

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