15 January, 09

「小さな町。」

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Punta Arenasからバスで北上すること5時間、チリ・パタゴニアの拠点となるもう1つの町Puerto Natales(プエルト・ナタレス)に到着した。

ここは、近郊にあるParque National Torres del Paine(パイネ国立公園)への足掛かりとなる町であり、世界中のトレッカーたちが毎日のようにこうしてバスに乗って押し寄せてくるのである。
であるにもかかわらず、町はいたって小規模で、「小さくてひっそりとした町だなぁ」と思っていたプンタ・アレナスよりさらに1まわりも2まわりも小さくした感じ。
主要となる“直行する2本の通り”にはスーパー・旅行会社・お土産屋・カフェ&レストランと並んで、いくつかのアウトドアグッズショップが軒を連ねている。
中に入ると小さな店内は外国人風の旅行者たちであふれ返っており、これからトレッキングに行くのだという「やってやんぞ」的な気配に満ちていたりするのである。

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そんな店と同じように出発前のトレッカーたちで賑わいを見せていたのが、この乾燥果物やナッツを扱うこじんまりとしたお店。量り売りの品々が大量にでっかい箱の中にいれられており、豪快な展示の仕方が功を奏してか、どれも見るからに美味しそうである。
2人はまだいつどんな形でパイネに出発するのか決まってもいないのだけれど、一応“味見”のためにそのうちのピスタチオと乾燥アプリコットを購入してみた。
味見しなくたって分かってはいるのだけれど、どちらもやはり美味しいです。
夕方、いくつかの旅行会社を廻って1~2日での“パイネの歩き方”を検索するも、成果の方はなかなか上がらず。ツアーに参加すると代金が高めだし、短い期間だとなかなか見どころを見きれないようだ。ここではやはり、キャンプをしながらトレッキングで国立公園内を巡るのが一般的らしい。2~3泊くらいに予定を伸ばして、その日程でもう一度検討してみようという所まで考えて、今日のところはタイムアップ。
夜は町で一番繁盛しているように見えた「大衆食堂」で遅めの夕食。キッチン側から次々と運ばれてくる肉やらパスタやらが、どれもとにかく美味そうに見える。
その内の一つに目星をつけ、名前を尋ねてそのまま注文。
「ピミエントソース」というペッパー風ソースのかかったそのお肉の、ジューシーで美味しい事といったらなかった。きしめんパスタもなかなか美味。今日も成功である。

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