27 January, 09

「Parque Nacional Los Glaciares。」

los%20glaciar00.jpg


目覚ましの音で起きて、着替えを済ませると宿のキッチンへ。
そこでヨーグルトなんかの簡単な朝食を済ませると、ロビーに移動して、しばし待機だ。

los%20glaciar01.jpg

そして、AM7:30。宿まで迎えにきたミニバスに乗り込んで、2人は「Parque Nacional Los Glaciares(氷河国立公園)」へと向かったのであった。
今日は、昨日の内に手配しておいた“氷上トレッキング”の当日なのである。カラファテの町の西側に広がる“氷河国立公園”の中にはたくさんの巨大氷河がひしめいているのだが、その中でも比較的アクセスがし易く、観光の目玉となっているのが“Perito Moreno(ペリート・モレノ)”という名の氷河であり、今日2人がトレッキングにチャレンジしようとしているのも、この“観光氷河”の上なのである。
しかし、いくら観光地化されているとはいえ、相手は自然そのままの姿で「現在活動中」の氷河なのだ。本格的なトレッキングとなれば、素人の2人には当然“専門職”の人の手助けが必要で、今回は旅行会社が主催している「BIG ICE」というトレックTourに参加する事にしたのである。値段が多少高めなのが、ちょいと痛いところだけれど…。

los%20glaciar02.jpg

Tour代金が高い割に、国立公園内への入場料はどのTour会社でも必ず“別途”ということになっている。なので、ミニバスが入場ゲートに差し掛かったところでガイドによって料金(60ペソだから…1700円くらい)が徴収され、その場でチケットが手渡されるのだ。オランダから来た別のTour参加者カップルはその事が上手く把握できていなかったらしく、払う段階になって何だか不服そうな声を上げていた。でも、その気持ちも分からなくもない。何せ、Tour参加費自体が既に、1人520ペソ(15000円弱)もするんだから。
園内に入ると、バスは細長い形をした湖の淵を通り抜けて行く。そして、ある瞬間になると突然、目の前の森と湖の向こう側に、巨大な氷河の1部分がノッソリと顔を出すのである。遠くから見ても、その巨大さが分かるくらいのスケール。でかい。
そのまま更に進んでいくとバスは一度氷河に対して“死角”に入り、いくつかのカーブを曲がりながら尚も奥へと進んでいくと、遂には先ほど見た氷河の目の前にある展望台へと到達するのだ。Tour参加者はここで1度バスを降り、30分のフリータイムを言い渡される。

los%20glaciar03.jpg

30分という時間は実際あまり長くないから、みんな少し急ぎ足な感じで駐車場から展望台の方へと歩くことになる。空にはグレーの雲が垂れこめているが、その切れ間からは時折青空も見えているようだ。
「この辺りの天気は常に変わり易い。」とガイドの女性が言っていたが、この分だともう少し経てば少しづつ晴れ間が広がってくるかもしれない…。そんな期待を抱きつつ、キチンと整備された金属製の通路を通って2人は展望エリアへと入った。

los%20glaciar04.jpg

目の前に、巨大な氷の壁が立ちはだかっている。そして、その下に広がる湖の表面には、最近崩れ落ちたのであろう氷河の切れ端が、荒々しくも美しい青色をした“切断面”を見せて浮かんでいるのである。
パイネ国立公園で見たGrey氷河もデカかったが、あの氷河は真ん中に大きな岩盤が表出していて、全体のスケールを2分してしまっていた。
それに比べると、今こうして目の前に現れたPerito Moreno氷河のマッシブなスケール感は、あれよりも1段 勝っているように思う。

los%20glaciar05.jpg

これから場所を移動して、フェリーに揺られて湖の対岸に移動していくことになる。あの氷河の上を歩けるなんて、考えただけでもワクワクしてきた。これは、そういう気持ちにさせるための「展望台観覧」だったのかもしれないな。

コメント

応援してます!!

日本は花粉症がどーのこーのと
話題になっています。

アデージョさんへ。
いつも応援ありがとうございます!!
もうすぐ長かった中南米の旅も終了。
後にはまた少し”違った展開”がありそうなのですが(!?)、とにかくこれからも是非是非このブログを楽しんでいってほしいです。
花粉症…そうか、もうそういう季節なんですねぇ。

コメントを投稿





コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。