26 January, 09

「EL CALAFATE。」

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PM1:30過ぎに、バスはカラファテの町に到着した。荷物を受け取り、バスターミナルを出ると、近場の通りにある安宿にチェックイン。
小さなダブルルームに荷物を置いて、何だかんだやりつつ少しそこで休んでから、PM4時頃になってようやく周辺の“町散策”へと出かけた。

4時といってもパタゴニアの4時はまだ真昼間みたいなものである。通りは観光客で賑わい、暖かい日差しが町に降り注いでいる。

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それにしても、こうしてメインの通り周辺を歩いてみると、カラファテはどうも、今まで通ってきたいくつかのパタゴニアにある町と比べてもかなり“観光化”された場所であるように思う。メインストリートに並ぶお土産屋さんやら旅行会社はどこも洗練されているし、レストランやカフェも大衆的な匂いがしてこない。
こうなると、貧乏旅行をしている身にはなかなか馴染みづらくもあって、普段はまず「その町の地元風レストランを探して、“その町の味”を知ろう」とする2人も、仕方なくスーパーで食材を買って、宿での自炊に切り替えることにした。

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そんな、メインの通りの散策に早々に飽きてしまった2人は、その後、ちょっと町外れにある「フラミンゴのいる湖」というのに行ってみることに。
メインの道を外れてみると、通りには少しづつ地元民の生活臭がするような景色もちらほらと顔を見せ始めたりして、何だか少し面白くなってきた。
進むにつれて道はどんどん寂しげになって、代わりに自然の美しい姿がどんどん浮き上がってくる様でもある。通り沿いの空き地にはお花畑があったりして、何だかとっても雰囲気がいい。たまにすれ違う人々はやはり観光客のようだけれど、メイン通りのように密集していない分だけ、お互いに優しい気持ちになれるような…(笑)。
途中途中の気になる景色をパシャリパシャリと写真に撮りながら、20分も歩いたかなという辺りになって、ようやく湖らしきものが見えてきたのである。

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夕暮れ時の気配が漂う風景の中で、湖のほとりに広がる薄紫色の草原が、何とも言えない素敵な雰囲気。水際では放牧された馬たちが、牧草を食んでいるのが見える。空には相変わらずパタゴニアの大きなスケールを感じさせるような“迫力ある雲たち”が浮かんでいて、その全てが何かこう、2人の存在を大きく包み込んでいるような感じがする。
こういう場所が、世界には本当にあるもんなんだなぁ(笑)。

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夜は、予定通りに宿で自炊。こっち風の平たい面のパスタを、簡単なトマトソースで。
そういえば、スーパーのワインコーナーでパックワインを買おうとしてたら、地元の人に「このワインが美味しいから、これを買ってみろ。」と言われてそのワインを購入した。
どうも、Jujuy(フフイ)の方で造られた“アルゼンチンワイン”らしい。あっちの方を旅してる時には試してもみなかったけど、実はあの辺、ワイン処だったんだなぁ。

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