28 January, 09

「My sweet Hostel。」

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昨日、氷河トレッキングから帰ってきた途端に、ベッドの上に倒れ込んだまま起き上がれなくなってしまった…。

喉が痛くて、身体がだるい。完全に“風邪”の症状だが、あまりにも突然、「ドカン」とやってきたものだから、最初は自分が風邪をひき始めていることにすら全く気付いていなかった。しかし…今になって考えてみれば、数日前からその兆候はあったのかもしれない。
2日前、このカラファテの町に到着した後、バスターミナルから外に出ると2人は近場にある宿を探し始めた。以前にBuenosで再会した林夫妻から教えてもらった「Casa Blanca」という宿を探していたが、上手く見つけることが出来ず、手近にあったHostel「Buenos Aires」に入ろうとした、その瞬間…
がくりと膝が折れたかと思うと、背中に背負った重たい荷物ごと、ドサリとその場に倒れ込んでしまった。単純に言えば、そこにあった小さな段差に気付かずに「コケた」というだけの話なのだが、あの時の力の入らなさ具合は、既に身体が弱っていたからなのかもしれないなぁって…。

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おかげで膝をすりむいて、気に入っていたズボンの膝部分も穴があいてしまったのである。その日の夜中、翌日の氷河トレックに備えてその「ズボンの膝」を縫い合わせたのだが、そういえばあの時、やたらと喉が痛かった気もする。セントラルヒーティングのせいだとばかり思っていたが、あれもやっぱり、風邪の始まりだったのだ。
因みにこの時、手持ちの裁縫キットに入っていた白い糸でお気に入りのズボンを補修したわけだが、縫い合わせながらふと、以前イタリアに行った際にMの友人である“テッピー”から聞いた「ジーパンのステッチ糸選びの話」を思い出してしまった。
その詳細はまぁ置いておいて、服飾関係の仕事をしている彼の、細かい部分にまで行き届いた“こだわり”が良く感じられる話だなぁと思って聞いていたのだが…そういう見方を踏まえて、手元にあった“プラスティックな”ポリエステル糸で縫った補修部分の仕上がりを見ると、確かに何かこう、全体に納得いかない“質感”が感じられる。
やっぱりこういうのは、中途半端に強度を出したプラスティック製品よりも、壊れやすいが“よりナチュラル”な自然素材を選びたいところ。結局この日はやればやるほど何だか妙に腹が立ってきて、喉の痛みと相まって非常に寝付きの悪い思いをしたのであった。

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さて、話は戻って、“風邪”について。
昨日、夜メシさえもロクに食べずに泥のように眠ったにもかかわらず、今朝起きた時の気分はというと、まだどうもあまり冴えず…。
今日中にEl Chalten(チャルテン)へ移動してしまおうと思っていたが、結局それもやめてしまった。予約が入っていない別の部屋へと移動をして、結局カラファテにもう1泊することにしたのである。今日はほとんど、というか、1度も宿の外にも出ずに、宿のベッドで横になりっぱなし。Mがスーパーで買って来てくれたフルーツやらヨーグルトを食べながら、朝昼夜と薬を飲んだら大分気分は良くなってきたけど、とにかくつらい1日でした。
明日こそは、“FITZ ROY”の麓の町「El Chalten」に辿り着けるはず…!?

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コメント

つらい1日御苦労さまでした。体調と相談しながら行かないからそおいう事になったんじゃあないの??別に、急ぐことも無い旅じゃないか・。慎重にやってちょうだい。ヨ・・。
Mちゃんへ、叱ってやって下さいませ。

日本は不景気で大変でーーす。

リトルボーイさんへ。

いやいや、ありがとうございます…。
無理をしていないつもりが、やっぱりどこかでちょっと頑張っていたのでしょうか。
とりあえず無事回復して、今も元気に旅を続けています。パタゴニアから、ブエノスへと帰還。ここからの”大移動”に備えて、現在準備中ですよ。
日本、不景気だいぶ大変みたいですね。
会社の方は、大丈夫ですか!?

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