コロニアの街を歩いていると、至る所にキレイな花が咲き乱れていて、それを見つけるたびに思わず足を止めさせられてしまう。

古い町並みと、そこに建ち並ぶ可愛らしい家々。そんな、石畳の細い路地に、色鮮やかな花々の姿が良く映える。手入れされた庭や植木の素晴らしさから、この町の生活の豊かさを感じる事が出来るような気がする。
アジサイが咲いているあたり、今はこちらでいう“初夏”であるのだろうか。

12月に初夏っていうのも、日本で生まれ育った感覚では何だかおかしな気がしてしまう。
それにしても、この旅の中で今まで色々な国や町を歩いてきたけれど、こんな風にキレイな花が咲き乱れている町って言うのは大体において安全で過ごしやすい場所であるような気がする。花を愛する町の人に、悪い人はいないってことかな。

とにかく、この町は本当に長閑過ぎるくらいに長閑なんだから。移動の旅の休息地としてはこれ程素敵なところはないけれど、普通に観光目的で訪れるとすれば1日で十分見れちゃう町でもあるだろうなぁ（笑）。
2人にとっては、ここは何だか不思議といつの間にやら時間が流れて行ってしまうような、とても“自然体”な“居場所”である。
ワイン飲んで、パスタ食って、海（川）にはいって、ビーチで寝転んで…。
馴染んでしまうと、ある意味人間をダメにする町ですね、ここはきっと（笑）。