16 November, 08

「帰り道。」

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遊び疲れた夕暮れ時の道を、湖に向かって7人がまっすぐに並んで歩いて行く。

先頭をいくガブちゃんの向こう側に沈んでいく夕陽の光が、周囲に広がる草原の草花を照らして、赤いような、黄色いような、何ともいえない素敵な世界を創り出している。

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時折通り抜けるように吹いて行く風の温度がぬるくて、そしてとても気持ちがいい。
今日は早朝のAngel Fallに始まって、本当に色々なことを盛りだくさんに体験してしまったから、ここにきての脱力感もまた、ひとしおである。
あんなにたくさん食べたランチも、全てエネルギーとして使いきってしまったようだ。
2人とも腹が減って、さっきからお腹がグウグウとなり続けている。
行きよりも長く感じられる道のりを無言で通り抜けて、ようやく湖畔へとたどり着いた。

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そこには昼間別れたボートと船頭が7人のことをしっかりと待ち構えていてくれて、順番にゆっくりと全員を乗せ終えると静かな湖の上を滑るようにして走り始めた。
沈んでいく夕陽が滝の飛沫や霧にあたって、キレイな虹を描き出しているのが見える。夕日側の湖畔に伸びる背の高いヤシの木が輪郭だけ残して黒くそのシルエットを見せてくれていて、それがまた何ともいえず、いい雰囲気である。

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色々と手配に手こずった今回のカナイマTourであったが、結局のところはやはりとても充実した日々にする事が出来た。ここは本当に「別世界」を感じる事が出来る場所である。
忙しい“弾丸ツアー”もいよいよ終わりが近づいてきたわけだ。
明日の朝、無事にセスナが飛んでくれれば、明後日にはまたブラジルに入国しているはずだけれど…。

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