07 November, 08

「Garganta del Diablo / Devil’s Throat。」

diablo00.jpg


VISAの貼り付けられたパスポートを受け取った後、バスターミナルから片道5ペソのバスに揺られて、遂にあの“イグアスの滝”があるNational Parkへとやってきた。

時刻は既に、2時を少し廻ってしまっている。
それでも、先ほどまでどんよりと曇り始めていた空はここに来てまた絶好の行楽日和へと好転してきており、強烈な日差しが広大なジャングルの上に降り注いでいるのである。
これは、少し運気がまたこちら側に傾いてきた兆しかな!??
60ペソ(≒\1800)の入園料を支払ったのち、National Park内に入るとまずは、一番奥のエリアにあるアルゼンチン側イグアスのハイライト「Garganta del Diablo(悪魔の喉笛)」を目指し始める。

diablo01.jpg

移動は園内の無料列車を利用するのだが、窓のない遊園地的列車の両サイドには、大量の黄色い蝶々たちの群れが途切れることなく通り過ぎていくのが見える。
こんなに大量の蝶々をいっぺんに見たのは、たぶん生まれて初めてのことだと思う。
とはいえ蝶々はなかなか“引きの写真”には写りこんでくれない生き物なので、ただ茫然と前から後ろにいつまでも通り過ぎて行く彼らの様子を眺めて続けている2人。
そんな風にしていたら、時間もあっという間に過ぎてしまって、超ノロノロ運転の列車にもかかわらずあっという間に終点の目的地へと到着してしまった。

diablo02.jpg

そこから今度は歩いて“往復2時間”という河上の橋の道を滝が見えるポイントまで進んでいく。道中はきちんと整備されたスチール製の通路になっていて、狭い道幅の中に暑苦しいほど大勢の観光客たちが列をなして歩いている。
それでも両脇には幅の広い大量の水を湛えた河の流れが見えているし、その上に広がる大きな空が大自然の中にいるんだという“開放感”を十分に与えてくれるのだ。
常に平坦な道程であるから、PeruやBoliviaのトレッキングで感じたような疲れや息切れはまったく感じる事がない。移動時間についてもガイドマップの表記は少々大げさに書いてあるようで、1時間も歩かないうちに目の前の景色の向こうに“白いしぶき”が見え始めてきた!!? …ついに、あそこが…。

diablo03.jpg

そして、たどり着いたのがこの、大量の水が轟音と共に吸い込まれるように地面の底へと落ち込んでいく、壮大な“悪魔の喉笛”だったの風景である。

diablo04.jpg

これこそ、生まれてから今まで決して見たことのないスケールの風景だと言えるだろう。
蝶々がどうのこうのと、のどかに感じている場合ではなかった!?
いきなりこんな、自然の織りなす“劇的な風景”を見せられてしまって、この後のView Pointでは更なる感動を得られるのだろうか…!??

diablo05.jpg

コメントを投稿





コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。