16 November, 08

「Driftwood。」

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キャンプ地はその前と後ろを流れのはやい川に挟まれており、昨日到着した前方の川ではなく、後ろの川の方に帰りのボートが着けられていた。
川の水は、堆積した木や葉っぱの造り出す沈殿物(タニン)が溶けこんで、まるで紅茶のような透き通った茶色をしている。

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昨日は曇っていたために水面が墨を溶かしたかのように真っ黒に見えていたのだが、今朝は光が射しこんだこの「紅茶色」の川の岸辺にうっすらとした朝靄がかかって、昨日とは全く別の神秘的な顔を2人に見せてくれているのである。
そんな水面をボートはゆっくりと漕ぎだし、狭い川幅の為に旋廻ができないので、後ろ向きのままでしばらくは下っていく。
そして、すこし川幅が大きくなった所で方向をかえ、そこからはエンジンを全開にして水笠のました川を飛ぶように進んでいく。
最初の波で、いきなりの大量“ザバ~ン”が舟の上を襲う。全員しょっぱなからびしょ濡れである。昨日もそうだが、何故かこの波にガブちゃんは濡れる事がない。濡れない場所(席)をしっているのであろう。濡れるのはいつも、Tour客のみだ。
今日は太陽が射しているから風は昨日ほどには冷たくないが、それでも身体が濡れるとやはり寒い。濡れるから上着を着るわけにもいかないし、なかなか悩ましいところである。

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ボートの上からは、昨日と同じテーブルマウンテンが昨日とは違った印象で見えてきている。天気が違うだけでこれほどまでに風景が変わるものなのか…。
良く晴れた青空のした、中腹に雲を抱えたテーブルマウンテンの姿はまさに圧巻である。
そんな圧倒的な風景の中、どこまでも静かな川の上をこんな小さな舟に乗って下っていると、自分たちなんて本当に小さな流木の一つみたいなものだなって、そんな風な感じがしてきてしまう。
太陽の日差しがよほど強いらしく、濡れた衣服はあっという間に乾いてきてしまった。しかし、もう少しで乾き切ると思ったらまた計ったようにいきなりの“ザバ~ン”…。
「洋服も乾ききらないうちに…」という状態である。

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途中、昨日行くはずだった“遊泳スポット”で水遊びをしたりして、昼前には昨日の鉄筋コンクリート造に到着。昨日と同じメニュー(鶏肉&フリホーレス(豆)&ライス)の昼食を済ませたら、午後からはまた水(滝)の中へと突入です。

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