22 October, 08

「POTOSI。」

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LaPazを出発した旧式の夜行バスがPotosiのTerminalに到着したのは、早朝のAM6:00頃だっただろうか。
これまでの町と同じように朝の空気はひんやりとしていて、バスを降りた途端に2人とも眠気がすっかり冷めてしまった。

ターミナル前の大通りでタクシーを拾って、そのまま予定していた宿「KOALA DEN」へ。
この宿はガイドブック「Lonely Planet」に載っているバックパッカー用のドミ有な宿ではあるのだが、その料金は他に比べて幾分高い設定になっている。

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それでも2人がここに泊まる事を選んだのは、その“居心地”に関する評価が高かったことともう1つ、同じ系列のツアー会社「KOALA TOURS」のお世話になる事を決めていたからでもある。
というのも、ここポトシは鉱山の町として世界的に有名な場所であり、この町に来る旅人のほぼ絶対的な“目的”となっているのが、その鉱山(しかも、ミュージアム的な旧鉱山ではなく、現在活動中の“リアル鉱山”)を訪れるツアーなのである。それを扱っている数多いツアー会社の中で、KOALA TOURSが内容の充実した良質なツアーを提供しているという情報を聞きていたので、ついでだから泊るところも系列で合わせたという次第。
早朝の到着にも関わらず気持よく出迎えてくれたその宿のドミトリー部屋(4ベッド)は確かにかなり清潔で、シャワーのお湯も湯量豊富な上に温度もかなり素晴らしい。
これでしっかりとした朝食が付くのだから、多少料金が高くても仕方がないかもしれない。
荷物を置いて少し仮眠をとった後、昼前になってからゆっくりと町を散策しに出掛けた。

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標高4070mという、世界で最も高い位置にあるこのコロニアル都市は、それ自体がユネスコの世界文化遺産にも登録されている歴史地区である。
背後には「Cerro Rico(富の山)」と呼ばれる鉱山を抱え、それがこの町の唯一であり絶対的な主要産業となっている。
その鉱山を見学するツアーには明日の朝から参加するように手配を整え、今日は一日ポトシの町を散策してきたのだが、まず印象に残ったのが、町そのものというよりもその真上に広がる空の抜けるような青さである。
どこで写真を撮ってもその“青さ”が何よりも一番目立ってしまうほど、とにかくその澄んだ空の色は2人にとって魅力的なものであった。

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街自体にはそれ程他の都市と差別化を図れるような特徴らしきものは見られなかったけれど、のんびりとした、過ごしやすそうな空気が全体に流れていた気がする。
食堂やカフェもたくさんあって、中央市場には物が溢れるほど並んでいる。
そして、その所々には鉱山の仕事で使うのだろう品々が売られていたりして…。
明日は、ツアー前に鉱夫用の店「Mainer’s Market」でダイナマイトやコカの葉(麻酔用)を購入していくらしい。
何だか、またここでも特別な経験が出来そうな気がしています。

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