28 October, 08

「国境で“サヨナラ”。」

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温泉から上がって目の前の食堂施設でヨーグルトとパンのたっぷりとした朝食を食べた後、更に南へと移動をしていき、7人(&ガイド)は遂にこの3泊4日UYUNI Tour最後のStop Pointとなる「Laguna Verde」に到着した。

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時間はそれでもまだ9時前だが、すっかり陽も高くなってきていたから車の外に出ても温かくって、雲がほとんどない空の青さが目に痛いくらいだ。
ここまで、この4日間のTourの中で、様々な特徴を持った素晴らしい湖に出会ってきたけれど、ここの水の色はそれらのどれとも違う、名前の通りの「Verde(緑)」色をしている。

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何度も感じてきたことだけれど、本当にこの辺りの自然の“色”と“佇まい”は、どこまでも現実離れしてしまっているように思う。
濁りがないというか、のっぺりとしているというか…これこそまさに「絵のような」美しさと言えるのかもしれない。単色の絵具で色を付けただけ、みたいな…日本の自然が持つ様々な色が組み合わさったような“複雑さ”とは、全く逆の世界だ。
ここまで同じ道を通り抜けてきた他のJeep Tourの参加者たちも続々とこの場所に集まってきているのだが、やはり最後の目的地であるということでだろう、全員揃っての集合写真を撮っている姿を多く目にする。

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そう、ここから先は、国境をまたいでチリに抜けていく者たちと、別の道を通りながらウユニの町に戻る者たちとで、完全にルートが分かれてしまうのだ。
この場所での休憩を終えて数十分もJeepで移動したら、そこには旅の岐路となる「Frontera(国境)」が待っている。チリに行く者、そうでない者とそれぞれに車を乗り換えて、別々の方向へと走っていくことになるはずなのである。
僕らのJeepでは、大学生4人とアメリカ人女性のリサがチリに抜ける手配になっており、JとMの2人だけがウユニの町に戻ることになっている。
遂に、お別れの時が近づいてきたのだ。
偶然に集まったメンバーであったが、おかげで本当に楽しくこのTour後半の2泊3日を過ごすことが出来た。大学生たちもそれぞれに個性を持った本当に素敵な男たちだったし、リサも我儘なりにTourにアクセントを付けてくれたと思う(笑)!?
出会った時と同じように、またそれぞれ別々の“旅人”へと一旦は戻ることになるけれど、きっとまたどこか別の場所で、偶然に再会したりするような気がしてる。
今まで出会った人々と、何度もそうしてきたのと同じように…。

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