27 October, 08

「紅の湖。」

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今日の最終目的地:「Lake Cororado」に到着したのは、夕方5:00前後くらいだっただろうか。太陽もだいぶ傾いてきており、徐々に空気が冷たくなってきているのが分かる。
車の窓の外にこの湖が見えてきたとき、まず驚かされたのがその水面を覆った「紅色」の見事さである。

「すごい、本当にまっ赤だよ…。何であんな色をしてるんだろう。」
不思議に思ってガイドに訊くと、どうやら水中に大量発生したプランクトンのような生き物の存在によって、こんなに見事な「紅」が浮かび上がっているらしい。
スペイン語だから、「多分そんなような事を言ってた」くらいな理解度の話ですが…。
宿はこの湖のすぐ脇の辺りに建っていて、事前に聞かされていた通り、確かにかなりボロい造りをしている。
シャワーは備えられてさえいないし、トイレはやはり水汲み流し方式である。
それでも、7人全員収容のドミトリー部屋は思ったよりもキレイで温かく、ベッドの上の重たい毛布たちも、夜の寒さを凌ぐのにかなり役立ちそうである。
そして、こんな人里を離れに離れた不毛の地にあってちゃんと電気がきているのだから、ある意味「よくやった!」といってもいいくらいの施設じゃないだろうか。
…そんな感じで半ば強引に自分たちの心を納得させながらベッドの脇に荷物をおろし、夕食までのわずかな時間を利用して、湖畔の少し先の方にある「ミラドール」と言われる丘の上を目指し、砂地の道をゆっくりと歩き始めた。

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この辺りはNational Parkに指定されているらしく、この湖の入り口付近で入場料金として1人30ボリビアーノ(Tour代とは別途)を支払ったのだが、確かにこの湖の周辺だけでもかなり魅力的な自然の姿を見る事ができる。
特に「紅い水」をたたえる湖を含めた景観は、かなり“特殊”で“素敵”な雰囲気。
Uyuni Tourがこんなに色々なタイプの自然を堪能できるTourだとは、正直知らずに参加してたから、訪れる場所ごとに常に驚かされ続けてる気がする。
ミラドールへの道すがらには、またまたこんな感じで面白写真を撮り始める大学生たち。

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これは一応。目と鼻を表現した影絵の「顔」を撮っているようだけど、こちらとしては影よりもそれを演じている姿の方が面白く見えていました(笑)。
そして、更に湖畔を歩き進めていくと、丸い形の植物の1つが、こんなCozyな椅子になってたりして…

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湖の景色そのもの以外でも、大自然は色々と僕らを楽しませてくれます。
そして、ようやくミラドールに到着。
この頃になると、いよいよ夕日が山の向こう側に沈みこもうとし始めていて、そこから斜めに差し込んでくる柔らかい光を受けた大地と紅い湖の姿は、本当にキレイで素晴らしい。

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ただ、風が結構強かったこともあってか、ここでの体感温度は考えてた異常にかなり低め。完全防備してきたつもりの上着の上から、冷気がどんどん服の中へと染み入ってくるのである。結局最後はその寒さに耐えられなくなって、それ程そこに長居することもなく、さっきと同じ歩きづらい砂地の道を急ぎ脚で宿へと戻っていったのでした。

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