「PISAQ村。」
夜行バスの出発時間はPM10:00とかなり遅め。
なので、昼前に荷物を部屋から出した後、それをそのまま宿で預かってもらって、火曜日に市が開かれているという「PISAQ(ピサック村)」を訪れてきた。
ここは近くに遺跡があることでも観光スポットになっているのだが、今日の2人の目的は完全に“買い物”ひとすじ。
クスコからは、町はずれの停留所から出ているローカルバスに乗っかって、黄土色の大地を走ること1時間ほど。
気がつくと、山々に囲まれた谷間の土地に、ひっそりと小さくて小奇麗な村が広がっているのが見えてくる。そこが今日の目的地“PISAQ”である。
その小さな村の端っこにオンボロバスが到着すると、降り立った2人は村の風情などにほとんど構わないままに、とにかく「市」のある場所を目指して歩き始めた。
すると、数分もしないうちに、村の中心にある広場の先に、たくさんの露店が軒を連ねているのが目の端に飛び込んできた。
広場には何台もの観光バスも横づけされていて、そこから降りてきたツアー旅行風の観光客たちが、既にそのマーケットの中をウジャウジャと歩きまわっている様子。
2人も負けじとその市の中へと入って行って、さっそく端から1軒1軒出店をゆっくり見てまわりながら、そこに並ぶ商品の物色を開始したのである。
すると、どうやらここには他ではあまり見なかったような、興味深い品々があちらこちらに並んでいる様子。
いや、全体的にはいつもと変わらない民族色豊かな商品群なのだけれど、その中に時折“ひと仕事”頑張っているような品々が混じっているようなのだ。
「何か、これ、かわいい…。あっ、こっちもちょっとカワイイかも…。」
そして、「まぁ、安いから…」と自分を自分で納得させつつ、少しづつ値切り交渉しながら買っていったものが、結局こんな風に宿の椅子の上に並ぶことになったわけです。
Mは大好きな「袋」類を数品と、可愛い布でつくられたぬいぐるみを1品。
“袋”はもっと欲しいものがあったようだけれど、一応使える分だけを購入することに。
この店の商品だけ、ファスナーの付け方や布の柄が他の店と全然違っていました。
ぬいぐるみの方は、また買ってしまった…と言う感じ。
これ自体はペルーの民族的な商品ではないと思います。その店のおばちゃんが個人的に作ってるだけでしょう。今まで一度も見たことないし…。
Jはその“市”の中でではなく、村の商店街にあったお店に並んでいた帽子を1つ購入。
日本では被るかどうかわからないけど、アンデス/ペルーと言えばこの帽子かなって…。
でも、他の店のものよりも、編みと柄がしっかりしていたように思います。