24 October, 08

「Over the “Accidents”。」

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宿(KOALA DEN)の朝食をたっぷりと腹におさめて、準備を済ますとTaxiに乗り込んでUYUNI(ウユニ)行きのバスターミナルへと移動した。

チケットは昨日のうちに買ってあるから、あとは荷物を預けて出発を待つだけである。
周辺に出ている露店でジュースとバナナを2本買い込んで、早々に出発準備を進めるバスの車体に乗り込んだ。
それにしても、思っていたよりバスの状態がかなり「ボロい」気がする。
パッと見た目以上に、席について感じる設備の具合がそのボロさを感じさせるのである。
でもまぁ、今日は日中の移動であるからそこで眠る必要もそんなにないし、この移動区間の車窓からの風景はかなり素晴らしいという噂を聞いているから、それさえ見れればバスの良し悪しはそれ程の問題ではないと思っていたのです。出発してしばらくするまでは…。

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アクシデントは、1回目のトイレ&軽食休憩を終えたあたりから始まる事となった。
とにかく、やはりボロ車であったらしくて、凸凹道を走るにつれてどんどん走りの具合がおかしくなってきてしまった。
最初は普通の“パンク”が原因で、それはまぁ、数十分間の交換作業を待つことで無事に解決されたのですが、その後もどうもその“走り具合”は改善されてこない。

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途中途中で停まっては車体のチェックを続けている内に、周りに何もない荒涼とした道の途中で、遂に完全に「ピット・イン」休憩となってしまったのである。
最初は別のタイヤのパンクか何かかなぁなんて軽く考えていたんだけれど、どうも運転手とその助手がチェックしているのは、タイヤじゃなくて車体の裏側辺りらしい。
何がどう調子が悪いのか、素人目には全然分からないのだけれど、とにかく何やらハンマーだとか棒きれだとかを振り回しつつ、ガツンガツンと荒療治を行っている。
これ、無事に再出発できるんだろうか…。

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乗客たちは日差しで暑くなってきた車内から出て、その辺の草むらで用を足したり、その“荒療治”を見学したりして過ごしているのだが、徐々にその内の何人か(特に海外からの旅行者)の顔にイライラの色が見え始めてきた。
「まったく、一体ぜんたい何でこんな厄介な状況になっちゃたんだ、俺たちのバスは!!?」
的な空気がビンビンとその表情から伝わってくる。
2人としては、まぁいくら時間がかかっても直ってくれさえすれば良いのだけれど、ただ空の向こう側から徐々に迫ってきている雷雲だけが少し気になってきてしまった。
こんなところで雷に打たれて死ぬのだけは勘弁だから、とにかくここはこの運転手に最後まで頑張ってもらうしかないです。
そして、数分、数十分がどんどんと経過していき、不安が更に大きくなってきたところで遂にエンジンを吹かす音がその野原の真ん中に響き渡ったのだ!
「ナイス、運ちゃん。よくやった、よくやった。」
そんな声を影ながら投げかけつつ、景気良く再スタートを切った我らがボロバスであったが、その後の走りも相変わらず不安定そのもの。
最後まで気を抜けない状況の中で、何とか無事にUYUNIの町へと到着したのです。
時間はえらくかかったけれど、まぁそれも結果オーライということで2人は満足。
遂に来てしまった、UYUNI(ウユニ)の町へ。
これで手配さえうまくいけば、明日の日中にはあの「真っ白」な塩の世界の中にいるはずなんだなぁ…。

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