ボートが港を出港してすぐに、Punoの陸側から見ていたチチカカ湖が本当のチチカカ湖ではなかったという事が分かった。

進む舟の下に見えている水の色は、昨日見たものとは全く違うもののようにさえ思える。
周囲の山々を反射した水面はまるで鏡のような滑らかさで、そこにはゴミの１つも浮いている様子はない。まるで夢のような風景が、2人を乗せたボートの周りに広がっていた。

今回のツアーはPunoの宿「Manco Capac Inn」で手配してもらった1泊2日のコースで、チチカカ湖に浮かぶいくつかの島々を廻りながら、そこに息づくフォルクローレの世界を垣間見ることが出来る内容になっている。
1日目の今日はAM7;50に宿を出発し、マイクロバスに乗って湖畔の桟橋へと移動。
そこでプライベートボート（20人乗りくらい）に乗り換えて、午前中はまず、湖に浮かぶ人口の島「ウロス島」を見学する予定である。
参加人数はボート一杯というわけでもないから、船内はゆったりとして、自由に席を変えることができる。屋根の上もデッキになっており、そこに出て風を受けながら周りの景色に目をやるのもまた気持がいいものだ。
こんないい船に乗って、宿代＆3食飯付き（2日目の昼飯は実費）で60ソル（≒\2100）はやっぱり安い。さすが南米・ペルーですね。

そうこうしているうちに、舟の周りにトトラと思われる植物が増えてきたようである。
ウロス島は、この「トトラ」を積み重ねて大地をつくった人口の浮島であるらしい。
一体、そこはどんな風景になってしまっているのだろうか…。