15 October, 08

「At Another Lakeside。」

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宿で貰った地図の脇に乗っていた写真の場所に行きたいと言ったら、「今すぐにTourがでるから、そのバスに乗ったらいいよ。(ホテルのフロント係談)」って…。

料金は、往復のバス&ガイド&遺跡入場料込で1人25ソル(≒\900)。その場所の名は、「Sillustani(シユスタニ遺跡)」というらしい。
いきなり参加する事になったそのツアーの為のバスに乗り込み、PM2:30、プレインカ時代からインカ時代にかけて建造された石塔の墓の遺跡であるというその場所へと向かった。
移動時間は約45分。チチカカ湖の西側を北に向かって進んでいくその道の周辺も、ペルーらしいのどかで美しい草原風景が続いて行く。日本とは全く異なる色彩の自然の姿に、移動中も飽きることなく楽しむことが出来るのがよい。
そして数十分後、そんな高地に広がる草原の向こうに、それらしい遺跡というか、“塔”の姿が見え始めてきた。あれが、目的地のSillustaniであるのだろう。
バスが到着した入口付近には、既に数台の同じような観光バスが泊っていた。

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しかし、それでもここを訪れる観光客はそれ程多いわけではないらしい。周りに何もない草原地帯なだけに、風の音だけが聞こえるような、静かなシチュエーションが遺跡の周囲には広がっていた。
ここでも2人にとっては、ガイドがスペイン語と英語で教えてくれる遺跡そのものの情報よりも、この場所の風景や空気の美しさの方にどうしても心を魅かれてしまう。

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静かで、のどかで、こんなに美しい自然に囲まれた遺跡群を前に、風が通り過ぎて行く音と鳥や虫の鳴き声を聞きながら過ごすこの時間そのものが、このTourの醍醐味であるようにも思えてしまう。
遺跡の向こう側にはティティカカ湖とは別の湖「ウマヨ湖」が豊富な水を湛えており、その水は、プーノの湖畔で見たそれよりもずっと透き通っているように見える。
そして、サイズ的にはティティカカ湖とは比較にならないくらいに小さいものであるのにも関わらず、こうして自分たちの目で見る事が出来る範囲においては、これでも十分に大きな湖のように見えるのである。
ここでもやはり、夕暮れ時の光の色が、その風景の美しさを更に増しているようだ。

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ガイド説明終了後の自由時間が15分しかなかったのがちょっと不満だったけれど、急きょ来ることになったわりには見ごたえ十分なスポットであった。

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ちなみに、今日はえらく冷え込んでいたため、勢いでこんな手袋を1つ購入してしまいました。サイズ的にはJ用という感じです。
購入のポイントは左右の色が違っていることと、小指が妙にでかい、ミッキーマウスの手のようなデザインでしょうか…。

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