04 October, 08

「Humming Bird。」

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フライト時間の40分は、まさにあっという間と言う感じだった。
3人乗りというとても小さなセスナ機の機体に最初は少し不安も抱いていたけれど、飛び立った瞬間からもう、その機敏で快適な大空の旅に2人ともすっかり夢中になってしまった。

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心配していた「飛行機酔い」も、酔い止めが功を奏したのか、2人とも全くかからず。
そして、空の上から眺めるNAZCA一帯のパンパの風景は、どこまでも気持ちの良い平原が広がる素晴らしい景色である。

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「空から眺めても、うっすらと見えるくらいで結局あまり面白くない。」という一部の批判的な評価もこのNAZCAのフライトについては事前情報として聞いていたのだが、実際に飛んでみると、誰がそんなことをいいだしたのかって思ってしまうくらいに、とにかくとても鮮明に、その、古代人が残していった不思議で巨大な地上絵の数々を眺めて廻ることが出来た。本当にこれは、とっても素敵な体験です。

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ペルーに来て、この地上絵を見ずに帰るなんて、やっぱりどう考えてもおかしいと思う。負の情報に流されて危うく通り過ぎてしまう可能性もあったけれど、思い直して見に来て本当に良かった。

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ハミングバード(ハチドリ)やコンドル・サル・キツネから、宇宙飛行士・クモ・くじら・手・木・オウムなどまで、計10個以上もの地上絵を空から皆が気持ち良く眺められるよう、セスナはそれぞれの絵の上空で左右それぞれの窓からそれらが見えるように上手に旋回しつつ飛行してくれる。

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周囲の風景の迫力もまた圧倒的で、約40分のフライト時間の最中はとにかく2人とも窓の外を見るのに夢中になってた。
ちなみに機内の席順としては、前方の操縦席にパイロットが1人座り、その隣にカナダ人のKenが乗船。後ろの席の左にM、右にJが乗り込んでいて、それぞれ耳にあてたヘッドフォンを通してパイロットの言葉を聞きながら、地上絵の方向に目を向けていく仕組みだ。
といってもかなり鮮明にその「絵」は見えているから、パイロットの解説がなくても発見するのは容易なほどである。今日・またはこの時期の天候状態も、この快適な視界につながっているのだろうか。
とにかく、全てが快適そのもの。あまりにも巨大なその地上絵たちの存在感に、途中途中2人で思わず目を見合わせてしまった。

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全てを見終えて、帰還の時がやってくるまでは本当にあっという間と言う感じ。
もっともっと飛んでいたい…そんな気持ちを抱きながら、NAZCAの町の上空を飛び越えて離陸したのと同じ空港へと戻っていったのであった。

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コメント

ついに見たか!ここは、「観たい」と言ってましたね。

リトルボーイさんへ。

ついに、見てきちゃいました。
そして、とても満喫することができました。
ペルーはとても良い国ですよ。
機会があれば、リトルボーイさんも是非!?

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