19 October, 08

「Grand Bazaar。」

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La Pazの町のお祭りに参加した後、急いでコレクティーボを捕まえて、30分ほど行った郊外に広がる巨大市「El Alto」へと向かった。

コレクティーボがすぐ見つかるか、移動はスムーズに進むだろうか…

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そんな不安を抱いていたのがウソみたいにすんなりと市までたどり着いた2人は、大賑わいの人だかりの中へ、気合いを入れ直して飛び込んでいった。
そこでは、砂利と砂の舞う広大な土地の中に、ひしめき合うようにして膨大な数の露店がどこまでも軒を連ねている。
文字通り、「どこまでも」続く様に見えるその市の巨大さを目の当たりにすると、まるで本当に終わりなんか無いように思えてきてしまう。
それでもどこまで続くのかその先の風景を見たくなって、とりあえず奥へ奥へと歩き始めた2人。容赦なく照りつける太陽の日差しにやられて、どんどんとその戦意を喪失させられていく…。
ここでは沢山の爆安古着が売られていることも2人の楽しみにしていたトコロではあったのだけれど、あまりの灼熱の暑さのために、そこに積み上げられた「宝の山」から本当のお宝を探しあてることがなかなか出来ない。遂には立ち眩みを覚えたところで2人ともにギブアップしてしまい、露店の片隅で人気を博している肉料理プレートのお店(これ自体も露店ですが)に入ることにした。
朝からろくな食事をしていないのも、この体力消耗の原因になっているのかもしれない。
そう思った2人は、いつもにもまして肉をどんどんお替りしつつ、そのブルーシートで造られたテント小屋の中で気力回復を図ったのである。

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そして、これが“お替り”をしてしまったのでも分かる通り、思いのほか美味な肉だったのです。ここでは鳥と豚の肉を頂いたのだけれど、豚肉は特に脂身が美味しくって、最後には胸やけで気持が悪くなってしまうくらいに大量摂取してしまった。
これでようやく体力も回復、気分を一新して再度お宝探しにでかけるか!!
…しかし、太陽の日差しの下に出てみると、食事だけが消耗の原因ではなかったんだと再認識させられてしまうことに…。

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結局この巨大な市の終わりを確認する事が出来ないまま、途中で無残な退散を強いられてしまったのであった。
今日は、残念ながら「お宝」は獲得できず。それでもこの巨大で活気に溢れた日曜市を見に来ることが出来たのは、やはり良かったなと思えました。

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それにしても、ボリビアは食事があまり良くないとの事前情報を得ていたのだが、今までのところ庶民の味には完全に共感できてしまっている。
Mにいわせれば、この国も「なかなか美味しい国です。」との評価になってきている様子。
結局、2人の舌が中南米の味に慣れすぎてしまっただけなのかもしれないけれど…。

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