28 September, 08

「チャビン。」

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この遺跡はプレ・インカ時代の遺跡としてはかなり古いもので、紀元前1000年頃につくられた古代の「宗教都市」遺跡であるらしい。ユネスコ世界文化遺産にも登録されている。

しかし、Huarasから150kmも離れたこの遺跡を訪問しようと決めたのは、その歴史的な重要度によるというよりも、その名前のインパクトによる方が強いかも…。
けっして、Mの友達のあだ名のことではありませんよ!?
Tourバスが遺跡入口に到着したのは、レストランでの昼食を終えた直後のPM3:00くらい。
入口での遺跡入場料金は、ツアー代金には含まれていないのでここで支払うことになる。
ちなみに料金は1人11sol(学生の場合は6solです)。
チケットを購入して、いざ、古代の宗教神殿へ。

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入場して最初に思った事は、「何だ、これはしかし、徹底的に“遺跡”だなぁ…。」ということ。今まで見てきたどの遺跡よりも、想像力を求められる姿になっているようなのである!?目の前に見えているのはこんもりと盛り上がった丘の様な大地だけ。
3時間かけて、疲れている中はるばる見に来る価値があったのだろうか…。
そんな気持ちが2人の胸の内に湧き上がりかけていたところ、ガイドのおねえさんに連れられながらその盛り上がった大地の向こう側へと進んでみると、なんと丘の反対側には、当時の神殿の姿を十分に感じさせる石造りの壁や階段が建ち並んでいたのである。

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周囲の山々や空や雲とあいまって、ここもまた、独特の風景を創り出している。
ところどころには放し飼いにされたリャマの姿も見る事が出来る。
Jは遺跡そのものよりも、その中を歩くリャマの姿に夢中になっているふしもあったけど…。
実際には遺跡そのものもかなり面白い造りをしているし、見応え・歩き応えの充分ある場所である。ガイドのおねえさんのスペイン語がもう少し理解できればなお良かったかな。
最初はスペイン語での説明を右から左へと受け流しながら聞いて歩いてたけど、途中からは2人とも団体を離れて自由見学に切り替え。
遺跡自体にも係員のおじさんみたいなのが所々にいて、時にはその人たちから受ける説明の方が聞き取り易かったりもしました。

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遺跡見学終了後は、そこからバスで10分くらいのところにあるチャビン博物館を訪問。
最近できたものらしく、創立を示す看板には“2008”という文字が刻まれていた。
そして、その看板にはもう1つ、ペルー国旗とならんで日本の国旗が記されているのです。
どうやら、ここは日本の援助によって建てられて博物館であるらしい。
内部の展示にも英語・中国語とならんで日本語の説明文が添えられていて、見て回るのにも非常に便利でした。Japan Moneyの恩恵というか。さすが、ペルー!?
そんなこんなで、結局バスがHuarasに帰ってきたのは、PM9:00をまわってから。
夜行移動の直後によくまぁこれだけ丸1日のツアーに参加したもんだなぁ。
お陰で、身体の芯からつかれました。
それでも明日はまた早朝から山岳トレッキングに行く予定だから、今から十分眠っとかないと…明日、目覚ましの音に気づけるかなぁ…。

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