21 September, 08

「インディヘナの日曜市。」

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Cuenca(クエンカ)周辺に点在するインディヘナの村々で日曜日に開催されている「市」を巡りに出掛けてきた。

早朝からターミナルへ行き、そこから1時間ほどバスに揺られて最初の村であるGalaceo(グァラセオ)へ。ガイドブックではクエンカよりも標高が低い分、暖かくて過ごしやすい場所だと書いてあったのだが…。あいにくの曇り空と時々パラつく小雨のせいで、今日の気温はぐっと低く感じられた。
セーターやトレーナーの上に薄手のマフラーを巻いても、まだ少し肌寒いくらい。
それでも村の住民(インディヘナ)たちは朝から元気に市場で買い物をしているようで、露店が連なる村の中央の広場は、既にたくさんの人々で賑わいをみせていた。

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Guatemala以来、久々にこれだけたくさんの民族衣装の人々に出会ったけれど、やはり土地が変わった分だけ、少しづつその衣装の造りや印象も変わっているよう。
特に男女問わず必ず被っている“帽子”には皆それぞれにこだわりがあるようで、とくに統一された同じ帽子を被っているというよりは、自分の趣味にあった風合いやデザインのものを選んでいるように感じられる。
因みに今日は雨がパラついていたので、大切なその帽子を守るために、ビニールを被せて着けている人々もちらほらと見かけた。そんな風に隠してしまったら、帽子被る意味がないような気も…!??それでも傘なんかささずに自慢の帽子を身に着けるところに、彼らの譲れない“美学”があるのだろう。

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少し懐かしくも感じられるような広場での「市」をひとしきり見学した後、今度はそこから5kmほど離れた所にあるChordeleg(チョルデレグ)村へとバスで移動。
ここは金と銀の町として有名らしく、通りにはたくさんの宝石店が軒を連ねている。
クエンカなどの都市部よりも大分値段も安いらしいのだが、それでも2人にはちょっと縁がないようである。そんな中、中央広場沿いの商店街でこんな籐細工のカワイイ手造り小物を扱ったお店を発見した。そして、Mがかなり目を輝かせて商品を眺めていたかと思うと、その中から素敵な色合いのストライプ柄のカゴを手に取った。どうやら、欲しくなってしまったみたいだ…。

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Jが店の人にそっと値段を尋ねてみると、何と、たったのUS$2.5であるらしい。
かさばることだけが心配だけれど、お買い得だし、買っちゃいなさいな。
でも、本当にかわいらしいカゴです。ゴミ箱に丁度いいサイズだけど、ゴミを捨てるのがちょっともったいないくらい。
さて、そんな満足のお買いものを済ませたあとは、さらにバスを乗り継いで最後の村:Sig Sig(シグシグ)に向かった。
ここでも市場が開催されており、ここまでの2つの村以上に、町や通りに活気があるように感じられる。ここに来て空が晴れてきたことも、この印象に影響しているかもしれない。
店の数も多く、民芸品以外にも、何だかよく分からない魅力をもった商品がちらほら…。
中心部の喧騒を抜けた、比較的ひっそりとした通りの片隅にも、ちょっとカワイイ風景やお店がヒョイと出てきたりする。町歩きでは、そんな小さな発見が意外に楽しいものだ。

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気になる通りやお店を2人でゆっくりと冷やかして歩いて、少し歩き疲れてきた頃になると、どちらともなく「そろそろ帰るか…。」
帰りのバスを町はずれで拾って、お昼過ぎにCuencaへと戻ったのです。

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