15 September, 08

「雨の月曜日。」

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窓の外では、音もなくシトシトと冷たい雨が降り続いている。
Pastoの町の外側に連なる山々の佇まいが気になって、今日1日をこの町とその周辺で過ごすことに決めていたのだけれど…これじゃ、ゆっくり通りを歩くことすら ままならない。

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朝7時に鳴らしたアラームで目を覚ました時には、ここから25km東に行ったところにある、コロンビアで最も大きく美しい湖と言われる「Laguna de la Cocha」を見に行くことも考えていたのだが、それも「この天気じゃ楽しめないだろう。」ということで、泣く泣く断念してしまっていた。
何となく部屋のTVを2人で眺めながらボンヤリとした午前中の時間をやり過ごし、雨が止みかけてきた頃になって、近くのCaféへとブランチを食べに出掛けることに。

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昨日の到着時に見た“日曜日の静かな町の風景”とは違い、今日のそれは、沢山の人々が行き交う“喧騒溢れる週明けの町”といった様相だ。
新しい週が始まったんだということを、その喧噪の中から感じることが出来る。
自分たちの生活に“週・曜日によるメリハリ”がない分、自然と他の人々の生活風景からそれを感じ取るようになってきているらしい。
パン屋をかねたそこのCaféで食べたのは、コロンビアに入って以来、何度となく食べ続けてきた「ブニュエロ」というチーズ味の揚げパンのような食べ物。
結構脂っこいのだけれど、これがなかなか癖になる味で、もうすぐ食べられなくなるのかと思うとちょっと残念な感じ…。(コロンビア以外ではあまり見られないらしいので。)
これをコーヒーで胃の中に流し込み、雨上がりの寒いPastoの町をゆっくりと歩き始めた。

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しかし、やはりそれほど大きな町ではないから見るべき場所もそれ程多くなくて、1~2時間も歩きつづけると、もうそれ以上行くべきところが見つからなくなってしまった。
その後は宿に戻ってTVを見たり、ふとまた町へと繰り出してみたりの繰返しで夕方までの数時間を過ごし、夜にはまた朝(昼)と同じCaféでお茶&夕食を済ませてしまった。
もう1日滞在を延ばしてまでその“湖”を見る気はないから、多分明日にはこの町を出ることになるだろう。
ボーダーシティ“IPIALES”から国境を越えて、遂にその先に待つ次国「Ecuador(エクアドル)」へと移動です。

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