24 September, 08

「Chan Chan。」

chanchan00.jpg


午前中は予想通り2人ともぐっすりと眠り続け、昼近くになってから、メシを食いがてらにブラブラと町を歩き始めた。

砂漠を通って辿りついた場所だけに、空気は乾燥していて日差しも強い。しかし、湿気がないから体感温度はそれほど高くなくて、日蔭などではちょっと涼しく感じるくらいだ。
まず昼飯を食べに入ったのは、アルマス広場近くにある「Café Buenos Aires」という軽食屋。昨日、宿までの移動で乗ったTAXIの運転手から教えてもらったお店だが、唯一のメニューとも言えるサンドイッチ(中身の種類はいくつかある)がなかなか美味かった。
そこで食後のコーヒーをゆっくりと飲み終えると、そこから大通りへと移動してコレクティーボを拾い、近郊にある遺跡「チャンチャン遺跡」へと向かうことに。
ここはプレ・インカ時代、「チムー王国」の頃に栄えた巨大な都市跡であり、見学出来るのはその一部のみではあるが、1986年には世界文化遺産にも登録されたこの付近有数の観光スポットである。
Trujilloの町からは様々な代理店が見学ツアーを出しているが、2人は自由度と経済性を考えて、ツアーを使わずに訪れることにした。

chanchan04.jpg

コレクティーボが通る大通り沿いの「遺跡入口」から実際の「遺跡」までは、約1.5km(徒歩約20分)ほど離れているので、誰もいな未舗装道路を日差しに照らされながら歩いてアクセスすることになる。しかし、たまに吹く風はとても涼しく、散歩をするにはここはちょうど良い気候であるようだ。Equadorの山岳地帯から移動してきたこともあって、空気中の酸素が濃い感じもあり、いくら歩いても息切れしないのがまた嬉しい。
前にも後ろにも自分たちの他に誰もいないような大地の中で、いつもより大きな声で歌を歌ってみたりしながらちょっとハイテンションで歩いていたら、思ったよりもすぐに遺跡の入り口へとたどり着くことが出来た。

chanchan02.jpg

この遺跡、一部のみの見学とはいえ、それだけで十分その都市の巨大さを感じる事ができるスケールである。修復作業によるのかもしれないけれど、壁に彫られた魚やペリカンのレリーフなどは、とても美しい姿を見せてくれている。2人ともそれ程“遺跡好き”なわけではないけど、軽い気持ちで散歩気分で訪れると、なかなか楽しむことが出来る場所であった。因みに入場料には学割もあるので、学生証を持っている人は要持参です。

chanchan03.jpg

その後、同じチケットで入場できる近くの博物館を見学し(こちらは規模も小さく、それ程見応えはなかったけれど…)、そこからまた大通りに出てコレクティーボを拾い直すと、次に太平洋沿いのビーチリゾート「Huanchaco(ワンチャコ)海岸」へと向かった。
ここには太平洋に沈む夕日が見たくて訪れたのだが、来てみるとそのTranquiro(トランキーロ)な雰囲気と親近感のわくビーチの景色に2人ともすっかり魅かれてしまい、思わずビーチ沿いのちょっと良さそうな宿に予約を入れて、明日から2泊はここに滞在することにしてしまった。…Peruでもまた“ビーチ”です…。

chanchan05.jpg

コメントを投稿





コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。