24 August, 08

「The City of Eternal Spring。」

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Medellin Life 一日目。
常春の町と言われるだけあって、暑すぎず、寒すぎず、過ごしやすい気候が心地よい。

この町が「The Center of Colombia's Drug Trade」として名を馳せたのは、今は昔のことであるようだ。現在では新たな産業が次々と発展し、街は、そういったかつてのイメージとは全く違った顔を見せ始めている。
ウルトラモダンな建築物が建ち並ぶ近未来的な都市計画地区あり、青山・代官山のような、お洒落なブティックが並ぶ閑静な地区ありと、中米以降、今まで通りぬけてきたどの都市・どの町よりも“都会”を感じさせてくれる場所である。
道行く人々のファッションスタイルが様々で、ひとつの型に捕らわれていないところも、東京などの都会に似た空気を感じさせてくれる要因の一つかもしれない。
2人の宿「CASA KIWI」のある“Zona Rosa”という地域は、特に青山の裏通りとでもいうような雰囲気の場所で、一角にはお洒落なカフェやレストランが並び、夜は若者たちの“ナイトスポット”としても有名らしい。
そんな界隈をブラブラと通り抜けながら、まずは最寄りのメトロの駅へ。
南北に延びるLine Aのメトロに乗って北へと向かい、「Estacion Universidad」という駅で下車した。この辺りは、大学の近くということもあって、緑豊かな広々とした気持のよい地域になっている。そして、それこそ“ウルトラモダン”な建築物が建ち並ぶ、横浜のみなとみらい地区とか、東京のお台場周辺とか、そういう雰囲気の場所になっている。

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様々な姿かたちをした建築物たちはそれぞれ美術館や博物館・プラネタリウムなどとして使われており、2人はそのうちのひとつ「Jardin Botanico」と呼ばれる展示場のようなガーデン施設を訪れてきた。
特に何の事前情報もなく、何となく散歩がてらのつもりでおとずれたのだが、ここでは今日、ちょうど“Comida(食)”についての展示会が開かれていたらしく、入った瞬間から様々な国々の料理ブースが建ち並ぶ、Mには願ってもない素晴らしい状況になっていたのである。
とはいえ、あれこれ構わず食べまくるには、懐具合がちと寂しい感じ…。
ここはじっくり各国の料理を見定めて、ここぞというブースで1点買いの勝負に出るしかない!?よく晴れた日でもあり、さっき見た生ビールがえらく美味そうだったから、まずはビールに合う飯を選ぶってのが基準の一つでもあるな。
そんな2人の統一見解をもとに、さっそく物色作業を開始した。
するとなんと、様々な国のブースに交じって、日本人の運営するブースが1軒あることを発見!店頭に立っていたマサさんに話をきくと、みんな実際は料理関係者なわけではなくて、それぞれ別の職をもつ4人(中には2人と同じ、バックパッカーも!?)がたまたま応募した内容で出店権利を得ることとなったらしく、こうして「お好み焼き」や「しょうが焼き」を売ることになったのだという。まさか、コロンビア・メデジンでこういう人たちに出会う機会があるとは。どこに行っても、色々な形で日本の方々が生活されているんですね。浴衣姿が、なんとも粋で、目立っていました。店も大繁盛だったし。

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そんな思いがけない“出会い”などもあり、その後も様々に悩み考えたあげく、最終的に一軒のコロンビア料理のブースにて“おつまみ料理詰め合わせ”的な1皿を注文。
これが見た目通りに美味しくて、おまけに冷えたビールに良く合いました。

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それにしても、この「Jardin Botanico」だけじゃなく、このあたりは街のあちこちにフリースペースというか、ベンチや芝生・子供が遊べる噴水や砂場などが非常にオープンな形で点在されており、日曜日ということもあってそこらじゅう子供ずれの夫婦やデート中のカップルなんかであふれていた。
子供を遊ばせられるスペースが、全て無料で実現されているところが、何か非常に住みやすい街の“理想形”のようなかたちを見せてくれていたと思う。
こんな場所があれば、2人も子供を連れて休日の午後を過ごしたくなるもん。

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