18 August, 08

「Project ”A” ~Load to Colombia~。」

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早朝の空港出発ロビー前に滑り込んだTAXIを降り、AIRES AIRのカウンター目指して歩き始めた。
しかし、いくら探してみても、お目当ての“AIRES AIR”の文字が見当たらない。
どうも到着が早すぎたらしく、カウンターもまだ開いていないようなのだ。

仕方がないので、開く予定のカウンターの前でバックパックと手持ちカバンを降ろし、本を読みながらしばしの待機状態。
そして、オープン準備を始めたカウンターにいの一番に並んだ2人は、早めにチェックインを済ませて免税品でも見ながらゆっくりしよう!という腹積もりだったのだが…
ここでまたもや、問題発生。
カウンターの女性が言うには、
「あなたたちを飛行機に乗せる事は出来ない。」らしいのです!?
えっ、「What’s wrong ? Why not ??」
彼女の言い分によると、どうやら復路のチケットを買わない限り、コロンビアには入国できない、ということであるらしい。
これはまさに、ドイツからアメリカへ飛ぼうとした時と全く同じ状況じゃないですか。
ただ、その時と今回とではいくぶん状況が違っている部分があって、
それは、2人が既にその事を心配して、事前にチケット購入カウンターで窓口の女性に相談していたってこと。
「復路のチケットを持っていなくても、コロンビア入国は大丈夫なんでしょうか?」
と尋ねた2人の質問に対し、その女性は
「滞在費と帰る分の費用を持っていることを証明できれば、つまり、クレジットカードやトラベラーズチェックを見せることが出来れば入国は全く問題ないわよ。」
ときっぱり断言していたのだ!!
だからこそ2人はこのチケットを購入したのであり、まさかここに来て同じ会社の社員から「ダメ!」なんて言われるとは、夢にも思っていなかったのである。
(実際、街の旅行代理店でもONE WAY購入オッケーだと言われていた。)
その状況を空港カウンターの女性にも説明すると、
「今チケットオフィスにも電話したから、あなたたちの言い分は分かるわ。でも、コロンビア側に問い合わせたところ、やっぱりNoだって返事がきてしまったの。だから、わたしにはどうすることも出来ないのよ。もしコロンビアに飛びたいのなら、復路チケットを購入してもらうしかないわ…。」
ちょちょちょ、ちょっと待ってくださいよ、これはどう考えてもうちらの責任じゃないのに、なんでこっちが追加料金払って復路チケット買わなきゃならないんだ!?
この状況を危惧して最初から確認してたのに、だったら何でその場(チケットオフィス)の時点でコロンビア側に確認とってくれなかったんだっつ~こと!
ここまで来てから言われちゃ、こっちだってどうしようもないじゃん。ホテルだってチェックアウトしちゃったし、高いTAXI代払って既にここまで来てるんだし…。
あなたのせいでもないだろうけど、これはあなたの会社のチケットオフィスの責任なんだから、そっちで何とかならないんすか!!
「I understand what you mean…。」(チェックインカウンターの女性)
そういった後、微妙な表情をつくったままで彼女はまた手元の電話の受話器をとった。
何やら誰かに相談し始めたらしい。
結果が出るまで30分ほど待ってくれってことなので、とりあえず2人はさっきの場所で座ってさらに待機することに。
(実際には、この状態に持ち込むまでに同じようなやりとりが4~5回繰り返された…)

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M曰く、
「これは絶対、航空会社の騙し手口だよ。ここまで来て「行けない」って言って、そんで復路チケット買わせるのが目的なんじゃない !? これは絶対、航空会社の仕掛けたProject A だよ !!! 」!???
Project A !?? …う~ん、まぁ、もしかしたらそうかもしれない…。そう思うと、何だか益々この状況に屈しちゃいけないっていう気運が2人の中に高まってくる!?
そんなことをあれこれと話し合いながら、結局待つこと1時間以上。
最終的に呼ばれたとき、カウンターの女性が持ってきた答えは
「復路チケットの手配済み証明書をこちらで用意したから、あなたたちは何も支払わなくてOK。早速コロンビア行きのフライトにチェックイン手続きをしましょう。」って。
つまり、彼女が説明してくれたところによるとこういうこと。
今回はJ&Mが復路のチケットを買ったことにして、オフィスで予約確認書のようなものをひとまずプリントアウトしてくれたらしい。
そして、この予約確認書をコロンビアの入国審査で見せれば、“無事入国OK”なはずであるということらしいのだ。
(但し、そのチケットは既に航空会社の方でキャンセルにしてある。通常はキャンセルするとキャンセル料が掛ってくるのだが、これについては向こうでどうにかしたみたい。)
とにかく、ひとまず最良の答えが返ってきたようだ。
それにしても…片道フライトって、何だか毎回なにかしらドキドキさせられるなぁ…。
いつも綱渡り状態って感じ。
でも、とりあえず予定通りに南米行きが確約されました。
あとは座席で眠っているだけ。
いや~、とにかく、なんだかとっても疲れたからねぇ。

コメント

徳竹@タカハウスです。

無事南米上陸おめでとうございます???

お願いがあるのですが、このパナマーコロンビア片道チケット強行突破の記事ぜひともタカハウスに貼っておきたいのですが、許可していただけるでしょうか(もちろんBLOGの宣伝ものせておきますよ)。

タカハウスは前管理人夫妻、コンピュータークラブ会解散にともない通常の状態(泊り客6人)に戻りました。ただラッキーなことに新管理人なぜか3人もいて、あいかわらずきれいです。私もそろそろ旅に出ようかと思っております。行き先はもちろん・ですよ。

追伸;あれだけ止めたのに、コロンビアですか、というわけで情報を少し。カルタヘナは、世界遺産の美しい街です。きれいな街に飽きたら、泥温泉へ行ってもよし、またマグダレナ川をさかのぼれば、モンポス(Monpox)という世界遺産マニアにはたまらない街もあります。バランキージャはシャキーラのふるさとで、レバノン系移民が多くベリーダンスが見れますし、サッカーのコロンビアの英雄バルデラマの居たフニオールのホーム。コーヒー港のサンタマルタの隣にはタガンガという猟師町があって、新鮮なお魚が格安で食べれます。きれいなビーチはさらに東へ行ってタイロナ国立公園にたくさん。インディヘナのひとびとの村もあります。さらに東進すればグアヒラ半島、砂漠にピンクフラメンゴの大群鑑賞。南下してビジャヌエバまで行けば、コロンビア最古のプラザ(ソカロ)と、世界凧揚げ選手権。ボコタは岩塩教会に黄金博物館、それにイタリア料理うまし。ボコタよりアマゾン側に山を少し降りれば、そこはもうガウチョの世界。メデジンは、完全なヨーロッパタウン。ボデガをご鑑賞し、夜はかのイギータの活躍したアトレチコナショナルで熱いサッカー応援を。高原の町マニサレスは、もちろんシエラネバダルイス登山、5000m超の世界が体験でき、さらに温泉も。忘れていけないのが、数年前トヨタカップにやって来た、オンセカルダスの応援。スタジアムの雰囲気はすばらしいです。マニサレスから少し山を降りればそこはもうコーヒー農園の世界。南下すれば、コロンビアサルサのメッカカリ。何もないけど数週間は滞在できるでしょう。カリより西へ、太平洋へブエナベンチュラでは、もちろん鯨鑑賞ツァー。なんと鯨に触れるとのことです。カリより南下すれば世界遺産の街ポパヤン、遺跡のサンオーグスティン。国境の街イピアレスには、ラスオハスのすばらしい教会。峡谷に立つ美しい教会は絶景です。あれっ!コロンビアの滞在許可って、60日ではなかったっけ?大丈夫DAS オフィスに行けば30日延長は簡単だよ。

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