18 August, 08

「Fly to South。」

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中米最後の朝。
6時にセットしたアラームの音で目を覚ました2人は、まだ眠たいとストライキを起こす瞼をなだめるべく、きれいに掃除された真っ白な洗面所の冷たい水で顔をあらった。

ホテルの窓のカーテンを開けると、外には明け方のパナマシティがまだ眠たげな表情をして横たわっている。
ついに、本当に南米へと出発する日がやってきたのだ。
何度も書いてきたけれど、まさか中米にこんなに長くいることになるとは、旅立った時には全く思ってもいなかった。
気がつけば、既に8月も半ば過ぎ。真冬に南米・南半球を廻ることになると思っていたけど、このペースでいけば南半球の夏を体験することも、もしかしたら可能なのかも!?
それも、これからの旅の成り行き次第だ。
今、部屋のベッドサイドにある内線電話が鳴った。
ホテルのフロントでお願いしてあった空港行きのTAXIが、ホテルの外に到着したらしい。
これに乗ってしまえば、あとは空港→飛行機→南米(コロンビア)の自動輸送ルート。
バスで移動するときのように、ゆっくり景色を見ながら感慨に耽る…なんてことも、きっと出来ないことだろう。
何だか、1つの地域を去ることで、ある1つの区切りのようなものがつく気分が今はあるけれど、全体的に考えれてみればまだまだ先は長いのである。
言ってしまえば、「旅はまだまだ始まったばかり!??」
…最初の旅立ちから1年以上経過して言うことじゃないかもしれないけど、結局“旅”なんて、常にそんな気持ちでいるものなのかもしれない。
逆を言えば、いつでも終わる可能性があるのが、旅ってものでもあるのだ。
先のことなんて、結局何もわからないんだから、とにかく今をガッツリ楽しむしかない!!
何にせよ、今はひとまず、南へ飛びます。
Fly to South , Fly to Tomorrow !!

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