28 August, 08

「Healing Diary。written by M 」

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2008年08月25日(晴れのち雷雨)
「風邪なの?」朝になって起きてみると、明らかにJの様子がおかしい。
熱を計ってみるとやっぱり、37.8℃ほど熱がある。
昨日の寒さで、きっと風邪をひいたらしい。日本から持ってきていた市販薬の風邪薬を飲み今日はゆっくり寝させることにした。

宿にすぐ目の前には、コンビニがあって何でも売っている。なので、ヨーグルトや飲み物・フルーツなどを買ってくることが容易である。宿も設備はよく、冷蔵庫にはいつも氷が入っている。Jの氷枕を作るのには好都合なのです。
しかし、そのかわりというか、この宿やったらうるさくて(主にうるさいのは2名の客だけなのだが)昼も夜も問わずロビーでは音楽全開の騒ぎ放題。
(宿の注意書きも、夜中2時以降はお静かに…だって!?それ以降もうるさいけど。)
それに、メデジンという場所柄、絶対なにかやっている様子!?
さらに、うるささに加えて、この宿の客は冷蔵庫の中にある人のものを勝手に食べちゃう。
名前書いてあるし、袋に入れてあるのに、それでも食べちゃう。
もう、私たちの牛乳2パック飲まれてます。ほんとに怒るよ!!
その空の牛乳パックがコーヒーメーカーの横に置いてあって、その近くの中庭で温かいコーヒーを飲んでる人を発見。おめぇだな!!と睨みつける。そして、去る(弱)。

あまりJの薬が効かないようなので、今度はお医者さんから日本でもらった薬を飲ませてみることにした。これで熱が下がらなければ、明日はこっちの薬を買いに行くしかないな。

寒い寒いというので、毛布と掛けるシーツをフロントでもらい掛けてあげる。でも、まだ寒い寒いとガタガタしている(心配。)。
解熱剤を飲んでいるのに汗を掻かないし、どうしたもんだろうか?
家庭の医学(電子辞書)をピコピコするけど、風邪の対処法は簡略化されていた。
早く、現地の薬を~!!

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2008年08月26日(くもりのち雷雨)
「熱は上がるばかり。」
今日は朝からとてもつらそうで、38℃を超える熱にくわえてひどい関節の痛みがあるみたい。右や左に寝返りをどう打っても体も持っていく場所がないようで、苦しそう。
枕を抱き枕にして悶えている。

M出動。近くの薬局に薬を買いに行く。スペイン語なので指差し会話帳をもっていって体の様子を説明する。さらに、私が買うと子供用の薬をよこしかねないので、「大人用のをください」ということも、ちゃんと説明する。

以前に、スペインで水着を買おうということになり、友達をデパートに入ったことがある。
いくら聞いても、何度案内されても子供服売り場に案内されちゃうのだった。そこで、一緒に行った友人が尋ねてみると一発で大人用に水着売り場に案内された。とても、切ない思い出がある。

薬をゲットして、早速Jに飲ませてみる。
そうすると、少し熱が下がりはじめた。おぉ、すごい、こっちの薬はやっぱり強いんだな。

脱水症状にならないように、日本から持ってきておいた秘密兵器、粉のポカリスウェットを水に溶かして飲ませてみることに。「おっ、ポカリだポカリだ。」と当たりまえなことを呟きながら、うれしそうに飲んでいるので、持ってきた甲斐があったと満足感ありでした。

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2008年08月27日(晴れのち雷雨)
「一時だけのことだった。」
一時熱が下がったので大丈夫そうだと安心していたけど、夜になってまた熱が上がりはじめた。
今度はもう39℃を超えはじめていて、解熱剤を飲んでも下がらなくなってきている。
何度 氷に浸したタオルを替えても、すぐに熱くなってしまう。

これはもう医者だなと思い、医者にいくかい?とJに聞いてみるが、わからないとの返事。
うむむ。もう夜の9時をすぎているが、でも、保険入っているんだしこれは行った方がいいなと判断した。

すぐに三井住友海上(アメリカ)の緊急連絡先に連絡。
スカイプで電話をすると、「有料電話からなのですぐにこちらからホテルへ折り返しお電話さし上げます。」とのこと。そして、すぐにホテルに連絡が入り、状況を説明する。
しかし、コロンビアなので、すぐに対処してもらえるのか不安だった。緊急連絡先がコロンビアではなくアメリカ(中南米は全てアメリカが連絡先みたい。)なのだから、その分、対処も遅くなるだろうなと覚悟していた。

また、病気の身体で医者に出向かなくてはいけないJ。しんどそうだなと思っていた。
ま、夜のコロンビアはお世辞にも安全とは言い難いから、どうせ移動はタクシーだろうけど、それでも、起き上がらせるだけでもしんどそう。

しかし、心配とはよそに、15分もしないうちに往診医が到着したのだ。おお、す、すごい。
往診になんて日本でも体験した事のないことだ。
保険会社の迅速な処置の素晴らしさに感動した。保険入ってて良かったぁ。

お医者にみてもらうなら、一番悪い所を見てもらいたいというJの気持ち(後日談)とは裏腹に、お医者さんがドアを入った瞬間、何故かちょっと元気にふるまってしまうJ。
日本人だなと感じた。こんな時まで気を使ってしまうのであった。

スペイン語を駆使して(指さし会話帳も)、病状を説明した。
いろいろ、診てもらった結果、風邪と低血圧と脱水症状だと診断され、処置を施してもらった。まずは、点滴を2本打つことになった。家(病院以外)で点滴するところ見るの初めてだなと感心する。テープで壁に点滴のボトルを張り付けて、準備万端。
凄い速い点滴らしくて、あっという間に2本終了。体が水を欲していたのね。秘密兵器のポカリは出すのが遅すぎたらしい。

薬も保険でカバーされて無料でお薬をもらった。
こんなものたちを貰いました。

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このピンクのやつは、水分を取るためのものらしいけど、味が美味しくないようで(私も飲んでみたけど、本当に美味しくない。)、いやがりながら飲んでいた。
もうちょっと、美味しいのが出来てもいいのにとブツブツ言っておりました。

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2008年08月28日(晴れのち雷雨)
熱も下がって、食欲も出てきた。
調子が良さそうなので、今日は少しお散歩に出てみることにした。
やはり、病み上がりでふらふらするようで、
久しぶりのお出かけでルンルンのMの足取りについてこれない様子。
スーパーに行ったあと、空模様がおかしくなってきた。
こりゃ帰宅だなぁ。

帰り道、ちょっと寄り道してアイスクリーム屋でヨーグルトアイスを食べている間に土砂降りになちゃった。
傘も持っていたけど、それじゃ対処できなそうな、バケツをひっくり返したような雨と雷。
一旦、強行突破を試みるも、店を1歩出たところで、アイス屋のすぐ近くに雷が落ちて断念。こわやこわや。

雨で、気温がぐっと下がってしまって、J寒い様子。雨が弱まったところで、すぐに帰宅。
Jは少し横になりたいということなので、ぶり返さないように大人しく部屋で休む。

パソコンがやりたいというので、やらせると知恵熱で熱が少し上がってしまった。まだ、全快ではないようです。お医者さんの薬を言われたとおり8時に飲むと、復活。

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「J観察日記。~まとめ~」


小学校の夏休みの宿題でも、こんなにマメに観察日記を書いたことはなかった。
7月21日 アサガオの種を蒔く。
8月01日 アサガオの芽が出た。
8月31日 アサガオが枯れていた。
こんな、観察日記を書いていた私も、30歳になり上記の様な観察日記を付けれるようになりました。成長?いや、進歩しましたね。パチパチ。

とはいえ、今回は本当にビックリしたなぁ。
持っていた薬も買ってきた薬も効かないっていうのには参った。カルタヘナで蚊に大量に刺されていたので、マラリアかとも心配しちゃいました。

なにはともあれ、先生に診てもらった後は、Jも日ごとに良くなり、無事回復。
保険会社の素晴らしさを、あらためて痛感した。
海外旅行に出る方、是非保険を掛けて出掛けてくださいね。
三井住友海上おすすめですよ、なんちゃってね。

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