15 July, 08

「夏のにおい。」

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5時間の“秘境バス移動”の末に辿り着いたCobanで簡単な食事を済ませると、その脚でそのままさらに次のミニバスへと乗り継ぎ。更なる未舗装道路を1時間半くらい移動すると、ようやく今日の目的地「Lanquin(ランキン)」へと到着した。

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CobanからLanquinまでの移動はやはり凸凹道ではあるけれど、気候がカラッと晴れ渡っていることもあって、ジメジメした「スリル」を感じることはなかった。

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そして、ようやく降り立ったLanquinは、もう、今までのXela(シェラ)以降の村々とは打って変わっての「真夏」の陽気。暑い太陽の光と、真っ白な雲が空に浮かぶ、山の中の村の風景が、どこか日本の夏を想像させる。
村自体も「ここを起点にして周辺を見て廻る。」という場所にしてはかなり小さな規模で、300メートルくらい歩くだけで村一周できてしまうくらいなもの。
(実際にこの辺りの基点となるのは、やはりCobanということになるだろう。)
のどかな雰囲気が漂うそんな村の風景をみていると、都会育ちの欧米人パッカーが多く来るってのも何となく分かる気がする。
ただ、そんな雰囲気にもかかわらず、ここまでの移動が「距離や時間」以上に過酷なものだったこともあり、病み上がりのMは再び体調が思わしくなくなってきた…。
なので、早々に近くの安宿(Q60/1室)に宿泊先を決め、明日のSemuc Champei(セムク・チャンペイ)行きに向けて、Bedで休んで体調を回復することに。
そう、ここまで山奥にやってきたのは、ここ「ランキン」が目的ではなく、その先の山中にある「セムク・チャンペイ」と「カンバ洞窟」なのだから。
美しい河棚がつらなるセムク・チャンペイは、Mexicoで訪れた「Agua Azul」にも似た、グァテマラでも有数の「絶景の地」であるらしい。
そこから行けるカンバ洞窟は、「ロウソクの火で進む水の洞窟」だって…!??
とにかく、どちらも体調が万全な方が絶対に楽しそう。
宿の部屋にいるだけで、扇風機をつけても暑くて汗だくになってしまうのにはちょっとまいったけど、それでもよっぽど疲れていたのか、昼過ぎに到着したあと、30分くらい村歩きをした後はもう夕方までぐっすり眠り込んでしまった。
まぁ、本番は明日ですから。

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