09 July, 08

「ウイピル。」

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トドスサントスは、男性の民族衣(ウイピル)が見事なことで有名な村。
普段から常にこの衣装を着ているのだろうが、今日は市場が開かれていることもあり、広場と教会の周辺には、スゴイ人数の「男衆」が自慢の衣装に身を包んでやってきていた。

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ここのウイピルの特徴は、赤地にストライプの入ったPantsと白地にやはりストライプ柄の入ったシャツ。襟元は凝った刺繍で彩られており、その上に厚手のジャケット(紺や茶)を羽織っている人もいる。帽子も個性的なベルトが巻かれた特別仕様で、その下には赤地のバンダナをしている人が多い。
女性のウイピルは男性のシャツの襟元と同じ柄の幾何学模様で彩られ、腰に巻くコルテはウイピルの鮮やかさが映えるシンプルな紺色が主流となっている。
でも、やっぱりこのまちで目に付くのは男性の見事なウイピル姿だ。腰には剣のようなものが付けられ、より男らしさが強調されている。
Jも衣装屋で帽子を被ってみたけれど、何だか町の一員になれたような気がして、ついつい購入してしまいました!?(新品は高かったから、中古の汚れた品をQ25で。)

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それを被って村を歩いていると、みんな注目してくれて、時には会話に花が咲くことも。それだけでも、今日思い切ってこの帽子を購入した意味があったかなと思う。
それでもやっぱり、村の人たちの着こなしには年季の入った見事さがあるよね。
よそ者には真似出来ない、生活に密着した「カッコよさ」がある。
この先、またこの村を訪れる機会があるのかどうか分からないけど、世界の片隅にこういう村が存在するんだということを、今日、しっかりと胸に焼き付ける事ができました。
また、この帽子を村人と共に被る機会が来るだろうか…。

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