09 July, 08

「帰り道。」

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昼過ぎに村を出発して、チキンバスでHuehuetenango方面へ
時間帯的に直通バスがなかったから、途中「トレスカミノス」で乗り換えをして、そこからはミニバスに乗って山を越えることとなった。

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この前(行き)の記憶があったから、今日は凸凹泥道では極力眠りながら移動をして、外を見ないようにしてた。
その甲斐あって、目を開けたらいつの間にか「崖っぷち道」を越えてしまっていて、バスは高原地帯を走り抜けている。
「今日は恐怖なしで無事ここまでこれたなぁ。」
そんな安心感を抱きながら、トレスカミノスで乗換えのミニバスに乗り込んだ2人を待ち受けていたのは、行きとは別の恐怖体験だった!??
最初はゆっくりと走り始めたミニバスだったが、下りの峠道にさしかかったあたりから、いきなり猛スピードで飛ばし始めたのだ。
ここから先は舗装されているとはいえ、急カーブの続く断崖絶壁の山道をなにもそんなにスピード出して降りなくても!?カーブの度にタイヤが「キュルキュル」っと音をたて、遠心力で中に乗ってる人間は思いっきり振り回される。そして、前にスピードの遅い乗用車が迫ってくると、全く見通しの利かない所でも構わず横から追い抜いていくのだ。前から車来てたらどうすんの!…って、来てるじゃん、やっぱし!!
「ぶつかる!??」
そう思った瞬間、ギリギリのタイミングでなんとか元の斜線に戻ってかわしてる。そんなことが、何度も何度も繰り返されるのです。行きの「サイドミラー事件」のこともあるから、更に怖さが倍増してるんだと思う。
遊園地のジェットコースターなんかより、ずっとスリルがあるでしょ、これは…。
ウエウエに無事到着したときには、今日もまた自分たちが「生きている」事を実感。
何で毎日、こんなに「生きてる」ことを実感しなきゃなんないのか。そう思いながらも、明日は明日でまた別のバスに振り回されているのかもしれない…。

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