16 July, 08

「渚のBalcony。」

semucnatu00.jpg


National Parkへの入場料は、1人1日Q50。
思ったよりも高いなぁなんて思いながら、中へと足を踏み入れていくと、早々に目当ての河棚が2人の目の前に姿を現した。

MexicoのAgua Azulよりも、より「自然」なかたちで保存されている気がする。というよりも、グァテマラという小さな国の、少し郊外の更に山奥だから、訪れる人の絶対数がおのずと少なくなっているのだろう。お土産屋さんやKiosk的なものなんて1軒もない、ただ、その河と山だけを目指して集まった旅人たちが水着で楽しそうに水浴びや日光浴を楽しんでいる。
そこからさらに川上へと進むと、それまでの穏やかな河の流れが突然途切れて、ものすごい量の水がものスゴイ勢いで滝に飲まれていく様が、Ground Levelで姿を現す。

semucnatu01.jpg

つまり、そこのちょい川上で2手に分かれた河の1方が川下で「プール」を創り出しており、もう1方の流れのほうは、ここで「滝」として地面の底へと落っこちているのである。
断面図的にもう少し説明すると、ここで滝に落ちた大量の水は、河棚の下を通る洞窟状の空間(地下)の中を河と平行して流れていき、下流でまた上の河と「合流」して1つの河になるということらしい。
それにしても、何ていうダイナミックな自然の姿なんだろう。そして、こんな激流の滝に、ここまで近づけてしまえるところが、日本や欧米の「観光地」と全く違うところだと思う。
さらに進むと、今度は「Mirador(バルコニー)」という小さな木製の標識が。
多分、展望台ってことだろう。何が見えるのか分からないけど、とりあえず全部見とかなきゃ入場料払ったのに損しちゃうもんね…。
そんな軽い気持ちで木製の階段を登り始めたら、これが意外と意外なHard Way!?
木製階段も最初の50mくらいで姿を消して、そこからはごつごつとした泥道をビーチサンダルで登ることになってしまった。
何度も「もうすぐかな…。」と思いながらカーブを曲がるんだけど、その度に次の山道が姿を現してくる。それでも、ブツブツ言いながら軽登山してようやく辿り着いた山の上の小さな「Mirador」からは、河棚と周囲の山々を見下ろす見事な風景を見ることができた。

semucnatu02.jpg

結局、片道1.2kmの道程を、ビーサンをドロドロにしながら往復して、更に体中汗だくだくになってしまった…。
ここが「大自然のプール」の目の前だから、それもまた気持ちよく感じられるけどね。

コメントを投稿





コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。