20 June, 08

「トラブル~episode3(完結編)~。」

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この担当者を信じてみるつもりになった2人は、約束の時間の「5時」に再び宿のロビーで待機。ここでも更に待たされながら、ようやく戻った担当者の口から出た「答え」は…

「やっぱり、ツアー代の返金はできない。明日の朝のツアーに、繰越で参加してくれないか?」
この言い方が、どうにも真剣に話をしてきた様に思えなかった為、2人の交戦モードが再び燃え上がってきてしまった。本当に誠意ある対応をしてくれた雰囲気が伝わってくれば、最悪そのTourへの「再参加」も実は視野に入れてはいたのだけれど、この言葉と彼のそぶりからは、その「誠意」が全く伝わってこなかったのだ。
「いや、あんな対応をうけたTourに2度と参加なんかしたくない。しかも、今朝、ティカールの入り口に取り残された2人は、自腹でコレクティーボを拾って帰ってきたんだ。さらに、今日の夜行で移動するつもりだったのが、もう1泊しなきゃならなくなった。その分の費用だって、そっちで持つべきじゃないのか!!それと、Tourと入場料でQ300掛かるとなれば、こちらはガイドなんて必要ないんだ。コレクティーボで移動するから、とにかく絶対にTour費は全額返金してくれ!!」
こちらのこの言葉を受けて、一緒に来ていた会社の関係者とスペイン語で何やら話し始めたが、その後の答えもやはり、
「それでも、返金はできないんだ…。もう一度「入場料」を持って参加してくれないか?」
そこからはもう、双方同じ主張の繰り返し。まず金を戻してもらうためにも、この代理店と「全面対立」的な構図⇒破談にはしたくなかったから、どちらかというと代理店そのものより「今朝の添乗員の非人道的な態度」を集中的に非難する形で議論を展開してみた!?
そして、その議論の後、非常に長い「会社内相談」を経て、向こうから出てきた答えは…
「じゃぁ、明日のコレクティーボの手配だけ、うちの代理店でやらせてくれ。差し引いた残りのツアー代金は、この場で全額返金するから…。」
この提案の中には今日の「自腹コレクティーボ代」と「ホテル代」は入ってないけれど、それでも場の雰囲気的に(Tour元締め会社に流れた代金が代理店側に戻ってこなそうなことなども考えると)これ以上を望めないような感じがして…結局、2人はそれを受ける事に。
それでも最後にお金を返してくれながら、その担当者がもう一度、「I’m sorry…。」と2人に対して言ってくれた事で、少し救われたような気がした。
これで、最後に「うるさくクレーム言ってきやがって」的な空気を向こうの態度から感じたりしたら、全く救われないもんね。(思ってはいるかもしれないけど。)
全部をもう一度思い返してみると、結局いちばんムカついたのは、ミニバスの添乗員だったって事かな。
そして、こうして全てが終わった後には、自分たちが日本で仕事をしていた時の「クレームとその対応」について何だか妙に思い返してみたりしちゃって…。
…「誠意」って、何かね…。

コメント

つなっちょのクレームって、あれか?いやいや、あれか?そうだ、つけてもつけても:うまく付かない出窓サッシ?とか・・・?
まあいいや、いくらか:取り戻して少しは納得できたのかい?ユーロは、予想どおりスペインだった。スンゴイ「パスサッカー」を見ることができた。フィジカルだけで勝てるサッカーより、数段:素敵なサッカーだった。感激。あとは、北京。そして9月からのW/CUPアジア最終予選じゃ!。

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