ララインサールの村の中には、来る前に思っていた程は「民芸品」の店は並んでいない。

その、数少ないお店の内の一軒にて、この村の民族衣装をMが着させてもらう事になったのです。特に買う気があったわけではないのだけれど、店のおばちゃんが「よかったらこれ着てみなさい！そんで写真撮ったらいいじゃない。」って言うもんだから…。初めは、その写真撮るのにお金払うことになるのかなって疑ってたんだけど、それとなく聞いてみたら「そんなのいらないよ。いいから着てみな！」って更にすすめてくる。
正直Mとしては一度着てみたいって思っていたから、「そんじゃ、お言葉に甘えて。」って具合に、早速試着させてもらうことにしたのです。
試着させてもらった衣装は、本当に刺繍の見事な良品で、見るからに「高そう」な感じ。おばちゃんの説明によると、やっぱり他の「お土産仕様」のものより「良い品」らしい。着る前はちょっと大きいかなって思ってた衣装のサイズも、合わせてみるとそれなりに「キマッて」くる。おっ、何だか、結構似合ってるんじゃないの！？

そうなると、欲しくなってきてしまうのが人情ってもんですけど、一式揃えて購入となると、やはりかなりの金額になってしまう…。
結局当初の予定通り、とりあえず今回は「見」させてもらって、そのままその場を後にしてきちゃいました。
何にも買わずに出てきたけれど、おばちゃん特にいやな顔もせず。
こういうところが、メキシコが「旅しやすい」理由でもあるんですよね。
みんな本当に陽気で親切。おばちゃん、色々説明もしてくれて、ほんとありがとう！