17 May, 08

「蒼い。」

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サンクリストバルの周辺に点在する先住民村では、週末にティアンギスが開催されるところが多い。
しかも、これがほとんど午前中に集中していて、「AM10:00には終了。」なんてところも結構あるため、見に行く為には早朝出発が必須なのである。

そういうワケで、2人も今日はAM6:00に目覚ましをかけて、AM7:00前には宿を出発。
数多い土曜ティアンギスを開催している村々の中から、「ナチグ村」と「サンファン・カンクック村」の2村に絞って、一日がかりで探訪してきたのです。
まず最初に訪れたのが、サンクリストバルから乗合タクシーで20分くらい(14ペソ/1人)のところにある「ナチグ」という名の小さな村。

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先住民村には、それぞれにその村の「顔」となるような、特徴的な衣装が存在している。そして、この村の衣装の特徴となるのが、きれいな刺繍の施された「青」の布地。
一口に「青」と言ってもその色合いは様々であるし、よく見ていると時には紫や緑の布地も使われていたりするのだけれど、それでもやはり、全体の印象を一言で言い表すとすれば、「青い」もしくは「蒼い」としか表現できない。
早朝、まだ日が昇りきらない柔らかな日差しの中、市場に集う「青(蒼)」をまとった女性たちの姿は、はっとしてしまうくらいに、本当に美しいものであった。

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今、女性のことだけを書いてしまったが、見ていると市に来るのはどうも女性が多いよう。もちろん、時には男衆の姿も見ることが出来るのだが、衣装をまとった存在感からか、どうしても圧倒的に女性の印象が強くなる。
その姿を目にしていると、自ずとカメラのレンズを彼女たちに向けたくなるのだが、「撮ってもいい?」と尋ねると、100%拒否されてしまうのだ。
このことは、先日CASA KASAに行った時などにも事前情報として頭に入れてきてはいたことで、そこには民族問題なども関連しているようなのだが、実際に自分がその場に居合わせてみると、なんとも歯痒い思いであった。
そんな中で、なんとか撮影できた写真を数点、このブログにアップします。
市場では、美しく刺繍されたその衣装に魅せられて、Mもちらっと合わせてみたり…。値段が少し張ったので、購入まではいかなかったけれど。

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