パレードに別れを告げて、昼飯前に「San Cristbal寺院」へ。

丘の上に建つその教会へとつづく階段は、思った以上に長い道のりで…。中腹を過ぎたあたりまでくると、ちょっと息がきれてきてしまった。…ただの運動不足だと思うけど。

でも、そうして立ち止まって振り返った先に広がっていた町の風景は、本当に素晴らしかった。澄んだ空気の中にサンクリの街並みを見下ろしながら、なおも上へと伸びる階段を上り続けると、ようやく白亜の建物が目の前に近づいてくる。
7月のサンクリストバル祭の際にはたくさんの屋台などで賑わいを見せるこの教会も、普段はとても静かで、人影も少ない。今日も私たち以外には一組のメキシコ人家族と1人の白人観光客のみで、物売りの方が多いんじゃないかというくらいだった。
白い外壁が太陽の光に映えて、美しい姿をその丘の上にたたえている。内部は木材の天井や民族衣装の柄を思わせる壁の模様などで装飾され、暖かく可愛らしい印象を受ける。両サイドの窓にはめられたステンドグラスの模様や色も可愛らしい。
あまり多くの人を見かけなかったが、この町に来たら、一度は訪れる価値が十分にある場所だと思う。